朝日と同じ。この浅薄さはどうしようもない。 民主党は今大会で採択した綱領で、人工妊娠中絶を「女性の権利」とみなし、同性婚にも理解を示した。人口増加著しいヒスパニック層を意識してか不法移民にも柔軟な態度を示し、リベラル色を鮮明にした。 私は人工妊娠中絶を「女性の権利」だと考える。そこが思想の踏み絵とでもいうなら、私はずっとリベラルである。だが、問題はそこにはないと考える。ではどこに。 昨日朝日新聞社説へのコメントで妊娠中のダウン症判定について触れた。これが、人工妊娠中絶を「女性の権利」とする考えと向き合ったとき、どうするか、そこを問いかける。 私の理解では、フランスは国家は義務検診として妊婦のダウン症判定をしてしまう。国家がこれを行う。そして、その先に、国家と母親には中絶の権利かあるいは義務が設定されるが、ダウンとして生きる可能性の人間の権利はどうなるのだろうか。 これをどのように問うことが