流産や死産の知られざる実態が、支援団体のアンケート結果でつまびらかになった。全国の700人超が寄せた回答からは、つらい経験をした女性らに支援が行き届かない状況が浮かぶ。文庫1冊分に相当する計11万723字にも及ぶ自由記載欄の記述の中には、悲痛な叫びがあふれていた。 死産後に何度も電話 アンケートは、流産や死産をした当事者を支える活動をしている団体「周産期グリーフケアはちどりプロジェクト」がインターネットで呼びかけ、全国721人から897件の回答が集まった。流産、死産を複数回経験した人は複数回、答えた。 結果からは、医療機関の支援不足や、自治体の配慮のない対応が浮かび上がった。