札幌市営地下鉄南北線大通駅の近くに設置されているテーブルとイス。4日から利用できなくなる=札幌市中央区で2023年4月3日午後5時28分、高橋由衣撮影 市民の憩いの場を閉鎖に追い込んだのは、迷惑行為を繰り返す2グループだった。札幌市交通局は4日から市営地下鉄南北線大通駅の「大通交流拠点地下広場」にある共有スペースの一部を利用できなくする。昼間から深夜ごろまで飲酒を続ける年齢層の高い男女らで構成される通称・酒盛りグループと構内で喫煙などをする通称・若者グループによる占有が原因だ。駅員は注意に追われ、本来の業務に支障を来す事態になっている。 地下広場は、待ち合わせや休憩の際に利用できる市民らの憩いの場となっている。また、住民票を発行する施設や図書館カウンターなども整備されており、行政サービスの拠点の一つとしても活用されている。