父親を暴行して殺害し現金を奪ったとして、神奈川県警は18日、強盗殺人の疑いで、住所不定、無職、亀川栄一容疑者(37)を逮捕した。 逮捕容疑は17日午前7時10分ごろ、父親の小田原市鴨宮、無職、吉田文昭さん(72)のアパートに押しかけ、吉田さんの頭を鈍器で数回殴り、刃渡り約10センチの果物ナイフで胸を突き刺して殺害し、現金約5万円入りの財布を奪ったとしている。 亀川容疑者は吉田さんの長男。県警によると、「殺して財布を奪ったことは間違いない」と容疑を認めている。 県警は事件当時に室内にいた吉田さんの妻(72)が「長男が金の無心に来てトラブルになった」と話していたことから亀川容疑者の行方を追っていた。 小田原署員が17日夜、約200メートル離れたパチンコ店を出てくる亀川容疑者を発見し、任意同行して調べていた。
漫画などを不正に複製して電子データを販売したとして、長崎県警は1日、著作権法違反(譲渡権侵害)容疑で書籍の電子化代行業、藤野真容疑者(25)=神奈川県座間市相模が丘=を逮捕した。書籍を細断し、スキャナーで電子化する「自炊」を代行する業者の逮捕は極めて異例。 県警によると、藤野容疑者は黙秘している。 逮捕容疑は、漫画「銀魂」1~45巻などを作者の許可なく複製して電子データをDVDに記録し、1月22日、自身が運営するサイトを通じて注文した東京都の40代の男性会社員に代金1万円で販売した疑い。 サイトの商品一覧には計85作品があり、県警は他の作品でも自炊を代行していたとみて調べている。 出版社で構成する一般社団法人日本書籍出版協会(東京都)の川又民男調査部副部長は「自炊代行業者の逮捕は聞いたことがなく、驚いた」と話している。
大阪市は26日、重要な会議への欠席などを理由に3月末で更迭され人事室付となっていた前公募区長の和田智成・東住吉区長(51)が、自身の年金記録に関係する文書を改竄(かいざん)し市に提出していたなどとして、地方公務員法に基づき分限免職処分とした。自身の経歴に関しても虚偽報告をしていたという。 市によると、3月中旬、市に対し和田氏について経歴の一部を隠しているとの情報提供が市民からメールであった。市が事実確認したところ、平成8~12年に勤務していた金融業と製造業の2社について、区長応募時の経歴書に記載していなかったことが判明した。 その後、市の聞き取りに対し「経歴書に間違いはない」と虚偽回答し、自身の年金記録についても2社で勤務していた事実を消して提出するなどの改竄を行い市に提出した。和田氏は事実を認め「浅はかな行為を重ねた。反省している」と話しているという。 和田氏は会社役員や経営コンサルタン
トイレで会った男性に因縁をつけ、暴行を加えてけがをさせたとして、大阪府警警備部などは19日、傷害などの容疑で、自称右翼団体「神鷲皇国会(しんしゅうみくにかい)総本部」事務局長、満尾(みつお)昌利容疑者(41)を逮捕した。「まったく記憶にありません」と容疑を否認している。 逮捕容疑は3月19日午前9時15分ごろ、大阪市中央区の地下街のトイレで、肩からかけていたハンドマイクをのぞきこんだ男性(82)に「何見とんねん。表に出ろ」と因縁をつけ、トイレ前の通路で胸ぐらをつかむなど暴行。顔に切り傷を負わせたうえ、男性の眼鏡を取り上げ、踏みつけて壊したとしている。 府警によると、同会はネットを中心に在日韓国・朝鮮人らへの批判を展開する団体。幹部の少年(18)が18日、電気代の集金係を脅した恐喝容疑で府警に逮捕された後、関係者とみられる人物が「けじめを取って解散した」などとネット上に書き込んだ。府警は「解
右翼を名乗って電気料金の集金係を脅し、支払いを免れたとして、大阪府警警備部などは18日、恐喝容疑で、大阪市内に住む自称右翼団体「神鷲皇国会(しんしゅうみくにかい)総本部」幹部の少年(18)を逮捕した。「脅してはいません」と容疑を否認しているという。 府警によると、同団体はインターネットや街宣を通じ、在日韓国・朝鮮人らに批判的な主張を展開。政治団体の届け出はしていない。3月31日には在日コリアンが多く住む大阪市のJR鶴橋駅付近で街宣。過激なシュプレヒコールを上げ、反差別主義を掲げる住民らとにらみ合いになったという。 逮捕容疑は3月12日、電気代の徴収に自宅を訪れた関西電力の社員に「俺は右翼やっとんねん」と団体のステッカーが貼られた拡声器を見せて脅し、1月分の代金(約1万2千円)の請求を断念させたほか、止められていた電気の送電を再開させたとしている。失業給付金だまし取る 右翼団体元幹部を逮捕
頭痛や肩こりなどを緩和する医療機器「パワーヘルス」を製造販売する「ヘルス」(東京)が、「病気も治る」などと効能効果を誇大に表現しセールスしていたとして、消費者庁は18日までに、景品表示法違反(優良誤認)に当たる恐れがあるとして、同社の営業所などを立ち入り検査した。 パワーヘルスは「電位治療器」と呼ばれ、本体につないだマット上に寝るなどすると症状が和らぐとされる。1台約50万円。薬事法に基づき「頭痛、肩こり、不眠症及び慢性便秘の緩解(軽減)」のみ宣伝することができる。 消費者庁などによると、同社販売員は、高血圧や糖尿病などさまざまな病気も「治る」と、顧客に繰り返し説明していたという。こうしたセールストークで同法を適用し行政処分を科すことになれば、平成21年9月の消費者庁発足以来、初めてになる。
NHKのLNG(液化天然ガス)高騰問題に関する番組で、出演依頼を受けた研究者が取材過程で原発再稼働を容認する発言をしたため、出演取りやめになっていたことが31日、分かった。NHKは「原発ゼロを前提にしており趣旨にそぐわない」と説明したという。研究者は「ビジネス交渉のカードとして最初から原発ゼロを前提にするのはおかしい。公正・中立に疑問を感じる」としている。 問題となった番組は昨年11月28日放送のクローズアップ現代「“ジャパンプレミアム”を解消せよ~密着LNG獲得交渉」。 日本エネルギー経済研究所顧問の十(と)市(いち)勉(つとむ)氏によると、NHKは十市氏に出演を依頼、同21日にディレクターらと打ち合わせた。国内では関西電力大飯原発以外の原発は停止しておりNHKは、輸入が急増し高騰するLNG価格をどう下げるかコメントを求めた。 これに対し、十市氏は(1)LNGの輸入源と調達方法の多様化(
東京大地震研究所の佐藤比呂志教授(構造地質学)は28日、東京都立川市などで行った活断層「立川断層」の掘削調査で、地下に埋め込まれたコンクリート製とみられる柱状の人工構造物を断層活動で動いた石と思い込み、「活断層を確認した」と誤って発表していたことを明らかにした。 この場所にあった工場の基礎工事で打ち込まれたコンクリート製のくいの可能性もある。会見した佐藤氏は「断層があると予想した位置にあり、断層と思い込んでしまった。大変申し訳ない」と拙速な判断だったことを認め、謝罪した。 地震研は2月に現場を公開。見学者から「人工物ではないか」との指摘を受け、再調査で誤りが判明した。ただ、立川断層の存在そのものは否定されず、さらに深い地下に潜んでいる可能性があるという。 立川断層は「立川断層帯」の一部で首都直下地震を起こす可能性が指摘されている。
2年前、桜の花の蕾(つぼみ)がふくらみ始めた3月11日、東日本大震災が発生し、私たちの生活を豊かにすべく科学技術文明の一つとして存在していた福島第1原子力発電所1、2、3号機が自動停止した。 ◆原発事故で死者?の怪情報 その1時間後、1、2号機の緊急炉心冷却システム=ECCSが作動停止してしまう。東京電力は緊急事態と判断し、福島県は当時の菅直人首相による原子力緊急事態宣言を受け、半径3キロ以内の居住者に避難を、3~10キロ以内の居住者には屋内退避を指示した。 東京都内の交通機関も乱れていた。私は、夕闇の車道を占拠してゾロゾロ歩く人波の中の一人となり仕事先から歩いて帰宅した。 一部をのぞき「大停電」にならなかったのは幸いだったが、携帯電話は全く機能せず、有線も、多数が一斉にかけるため話中音の連続で何度トライしてもつながらない。科学技術を恨んだが、夜遅くなって家族の安否も確認できた。 ほっとし
岩手県山田町から静岡県に運び出された最後の震災がれき(コンテナ2個分)が18日、島田市のごみ焼却施設に到着し、静岡県のがれき受け入れがすべて終わった。 静岡県は岩手県山田、大槌両町の震災がれきを島田市や静岡、浜松両市など5市で処理を進めてきた。受け入れ割り当て量は木材チップ3500トンだった。大槌町分は2月16日に処理をすべて終えた。当初の割り当て量(7万7千トン)からは大幅に減っており、想定より約1年前倒しで完了することになった。 島田市は、東北地方を除くと東京都に次いで受け入れを始めた。焼却施設では、桜井勝郎市長らが、14日に山田町から搬出された木材チップの搬入作業を確認。 島田市は昨年2月に試験焼却し、同5月に本格受け入れを始めた。今回の搬入分を含め、総処理量は630トン余りとなる見込み。
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