大手総合商社の双日(東京)は17日、北海道の小樽市と余市町にまたがる国有林で計画していた「(仮称)北海道小樽余市風力発電所」の建設を中止すると発表した。同計画は今年1月に環境影響評価(アセスメント)手続きの第3段階「準備書」を提出しており、準備書提出後の事業中止は極めて異例。 同社は高さ最大約170㍍の風車を26基(総出力10万9200㌔㍗)建設し、令和11年春から20年間稼働させる計画を進めていたが、小樽市の迫俊哉市長が13日に「市民の総意として本事業計画を是認することはできない」と臨時会見で反対を表明。北海道の鈴木直道知事も16日の定例会見で「地域の理解が得られていない」と指摘していた。 双日はホームページで「地元住民や自治体の意見を大事にしながら計画を推進すべく対応してきたが、昨今の資材高騰も含めさまざまな観点より事業計画の検証を再度行った結果、本事業は双日の投資基準に合致しないとの
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