BigBangさんが報道機関設立の時に私と行ったやり取りを公開なさったので、回答する必要があると感じたことだけお答えしておきます。 BigBangさんが私に対して抱いていらっしゃる疑問の多くは、私とBigBangさんの立場の違いからくる行き違いだと思います。私は報道機関の設立活動で知り得た、個人情報や企業情報などを第三者へ簡単に教えていい立場ではありませんでした。BigBangさんはそのことに疑惑を感じていらっしゃるようですが、これは立場の違いの問題ですので細かな点の反論はしません。 ただ、BigBangさんとのやり取りで最後の経緯については勘違いされているようなのでお話します。 私はBigBangさんとやりとりを繰り返した結果、具体的な状況の説明をするつもりでいました。 最後の企画書をお送りした時には、状況をある程度お話しようと考えて、umeさんの名前を載せたものを送りましたし、その後に
「取材のお願い」という件名がついた長いメール。そのメールがはじまりでした。 メールを受け取ってからのこの3ヶ月の自分を振り返ります。 フリーランスで取材をしているという野田敬生さんから届いたメールには、ライターの松永英明さんが、アーレフ(オウム)の(元)信者であり、90年代後半、「河上イチロー」というペンネームで活躍していた伝説的なネットワーカーでもあると書かれていました。 松永英明さんと実際に会ったのは数回ですが、報道メディア設立について助言をいただき親近感を抱いていましたので、彼が元オウム信者だと言われても、にわかには理解できず、そのメールに添付されていた松永さんの3枚の画像だけが、妙に生々しく感じられたことはよく憶えています。 野田さんからのメールを読み終わらない内に、テレビで見たいろいろな光景が頭の中をよぎりはじめます。 95年地下鉄サリン事件、地下鉄の駅入り口に寝かされた人々や救
2006年5月1日 月曜日 「少し悪いヤツであって欲しかったんだけどね、会ってみてやっぱりいいヤツなんでショックでしたねぇ。」 当時、その残虐さからマスコミに「殺人マシーン」と呼ばれた地下鉄サリン事件の実行犯・林泰男に面会をした時の印象を滝本太郎弁護士はインタビューの中でこう語りました。 滝本弁護士と言えば、オウム事件がテレビで毎日のようの報道される頃、よくテレビの中で見かけていた人で、オウムを潰すのに躍起になっている人というのが、つい先日までの私の中のイメージです。 その滝本弁護士が一瞬見せた、やるせない表情でした。 滝本弁護士は、現役信者、脱会者そして実行犯と、多くのオウム信者と面会をしており、実行犯を含めた彼らのことを「みんないい人」と言います。そのいい人達が日本中を震撼させる事件を起こしたところにオウムの恐さがあると。 「悪意の殺人は限度があるけど、善意の殺人は限度がない。そこが一
4月14日金曜日午後、都内某所で、元オウム信者であったとカミングアウトされた、ブログ「絵文禄ことのは」の松永英明さんへ4時間に及ぶインタビューを行いました。インタビュアーは、私と、佐々木俊尚さん、R30さん、の3人です。 佐々木俊尚さんとR30さんに同行をお願いした理由は、私がある意味当事者となっている内容ですので、一人でインタビューしたのでは公平さに欠けることと、オウム真理教・アーレフを取材するには私に力量が足りないと判断したからです。 現場の雰囲気をできるだけそのままで伝えるため時系列を変えずに掲載しておりますので、内容が飛んだり、前後したりしておりますが、ご了承ください。 松永さんのインタビュー中に度々感じたのは、「ギャップ」でした。 私の中のイメージのオウム信者と目の前にいる元信者のギャップ。 宗教観を持っている人と持っていない人のギャップ。 オウム真理教またはアーレフという教団を
今度の騒動では、私が大きなミスを犯したことと、その事実関係を説明したくても様々な理由から説明できないということが原因となり、いろいろなコメントをいただきました。どうしたらいいのかと混乱して、何も出来ないまま、好意で協力していただいた方に実害を与えてしまい、あまりのショックで自分の殻に閉じこもって、全てを投げ出して現実逃避をしてしまいました。その結果が今のコメント欄の閉鎖です。 もう一度現実と向き合おうと決めた中で、これからコメント欄をどうすればいいのかと考えた時、コメント欄を開放して読者から意見や質問が寄せられても、いろいろな人の立場や状況、個人情報の問題、取材対象者への守秘義務などを考えると、安易に言葉を発せられない切なさや苛立たしさが蘇ります。コメント欄を開放したとしても、読者の問いに対して、ネットという公の場で答えていいのかという迷いが今後も出てくることがあると思います。 でも、この
NewsWatchさんのご協力の下、「フレッシュアイ VoiceWatch」内に、ブログ「Ai’s EYE」がオープンしました。 本日はお日柄も良く、このような日にオープンさせていただいたことをとても幸せに思います。 ここが私の新しい取材活動の場になりますので、ブログタイトルの様にしっかりと目を見開いて取材に取り組もうと思います。 <文責/泉 あい> インタビュー記事について、読者が誤解をしてしまうというご指摘をいただきましたので、ここで明確にご説明させていただきます。 「Grip Blog」では、インタビューをできるだけそのまま掲載する形を取っていますが、インタビューそのものは、しゃべり言葉であるため、主語が抜けたり、内容が前後することがあります。そのため、読者へ誤解を与えないような編集を施して掲載しております。 また、個人情報や個人が特定する情報についても、伏せて掲載する場合があります
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