「茶商の自主検査による暫定規制値以下の銘柄」を掲載した県茶業協会ホームページ。県から全データを公表するよう要請があったが、昨年11月15日から掲載内容に変化はない■■キャプション■■「茶商の自主検査による暫定規制値以下の銘柄」を掲載した埼玉県茶業協会ホームページ。県からの井是正要請があったにもかかわらず、昨年11月15日から変化はない 狭山茶の生産者らでつくる埼玉県茶業協会が、自主検査で放射性物質の測定を行った銘柄のうち、基準値(1キログラム当たり500ベクレル)未満だった銘柄の数値しか公表していない問題で、協会は昨年11月以降、県から数回にわたってすべての数値を公表するよう要請があったにもかかわらず、現在も対応を取っていないことが産経新聞の調べで分かった。県の担当者は公表すべき項目の書式まで作って説得したが、協会側は「基準値を超えたものは流通していないから示す必要がない」との姿勢を崩して