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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (10)

  • 汚染された民主主義 - Arisanのノート

    http://www.asahi.com/politics/update/0316/TKY201003160257.html 民主党に限らず、朝鮮学校を対象から外すことがはっきりしているこの法案に賛成した全ての党を非難したいが、さりとて賛成しなかった党もこの「除外」に反対しているわけではあるまい。 選挙になったら、悪い中でのましな方を選択せざるをえないのは、当につらい。 だがそのことについてよく考えるためにも、いまは今回の対象外しがどのようにひどいのかを、あらためて確認しておく必要がある。 もちろん、もっとも重大なことは、そもそも朝鮮学校が無償化の対象から除外されることが「検討」されるようになった時点から、朝鮮学校に通う子どもたち、生徒たちがいわば公式に一般社会の外部の存在であるかのように扱われ、日の社会に長く存在していて今新たな形で吹き荒れつつある差別の現実のなかに、あらためてさらさ

    汚染された民主主義 - Arisanのノート
    cham_a
    cham_a 2010/03/17
    「差別の風潮を公式に助長する行為を行ったことについての責任を負わねばならないし、その責任は政府のみならず、それを許したわれわれ有権者の全てにある」/「この風潮」がどこまでいくんだか恐い…
  • 『グラン・トリノ』・その2 - Arisanのノート

    前回の記事へのTBなど、ありがとうございました。とくにTBでは貴重な視点をご教示いただき、ありがとうございます。 読んで考えるところがありましたので、お答えになるかどうか分かりませんが、少し『グラン・トリノ』についての感想を補足します。 この映画で描かれるモン族の人たちは、大きく三つのグループに分けられると思う。 第一は、主人公の少年とその姉。このうち、姉については、はじめから主人公にとって大変好ましい人物として描かれる。大きな理由は、英語を流暢に話し、アメリカ的な考えに馴染んでいるからだと思われる。一方少年は、はじめはつかみどころのない、暴力的ではないがどこか柔和で軟弱な印象に描かれ、強いられるままに盗みまで犯そうとするが、はじめから対話を拒むというタイプではなく、主人公の指導を受けるに従い次第にマッチョで精悍な「アメリカの青年」という印象に変貌していく。 結局最終的には、この二人とも、

    『グラン・トリノ』・その2 - Arisanのノート
    cham_a
    cham_a 2009/06/14
  • 転載・パレスチナの里親運動に関するメール - Arisanのノート

    最近、パレスチナ問題に関してMLから得た情報の中で、とくに印象的であった文章を以下に転載します。 パレスチナの子どもたちの里親運動(始まりは、広河隆一さんたち)に関する、岡真理さんのメールです。 「ガザ復興」が言われる中で、現状の正確な理解のためにもたいへん役立つ内容の文章であろうかと思います。 なお、里親ということに関して、件とは関係ないですが、先日読んだ田中優子著『カムイ伝講義』のなかに、江戸時代の村落に関して以下のような記述があったことも併記しておきます。 (前略)しかし『カムイ伝』で深く描かれないこととして、一人の子どもには、じつにたくさんの親がいたことも忘れてはならない。たとえばそれはカリオヤ(仮親)という風習からも見てとることができる。現在は親といえば生みの親以外考えにくいかも知れないが、その他にも子どもの成長過程において、かつては多くの大人が、一人の子と仮の(擬似的な)親子

    転載・パレスチナの里親運動に関するメール - Arisanのノート
  • ガザ地区の状況 - Arisanのノート

    http://mainichi.jp/select/world/news/20090101k0000m030034000c.html 年末にはじまったイスラエルによるガザ地区への大規模な攻撃は、すでにパレスチナ人の死者が400人近くにのぼっている上に、イスラエルが地上兵力を投入する構えを見せていて、想像を越える惨状を呈している。 この件については、もともとパレスチナ問題に関心のある人たちは、これがどれほど一方的な虐殺行為か分かるだろうが、多くの人には実態が飲み込みにくいのではないかと思う。 ガザ地区というのは、もともと67年の戦争以来、イスラエルが不当に占領し続けてきた地域である。パレスチナ難民の発生というのは、イスラエルが48年に建国されたときの事情(このときすでに、イスラエルの国軍や右派民兵による先住パレスチナ人への民族浄化的な虐殺が行われたことが分かっている)に由来するのだが、その後

    ガザ地区の状況 - Arisanのノート
    cham_a
    cham_a 2009/01/03
    「「一般市民」と「非市民」とのこんな線引きに、何か意味があるであろうか」
  • 虚構の力 - Arisanのノート

    はじめての「黒人の大統領」の誕生だと言われる。 この表現自体妥当かどうか分からず、「アメリカ社会での人種的マイノリティからはじめての大統領が誕生した」ぐらいの表現が適当かもしれない。もちろん、それ自体たいへんな意義をもつことだろう。 また、オバマ自身は「有権者は人種の壁を越えて変革を選択した」というふうに言ってるようだが、アメリカに黒人の大統領が誕生すること自体、「変革」の何よりの象徴になるだろうから、その面ではオバマの人種上の属性が有利に働いた、と言えるかもしれない。 そんな風に言っても、オバマの勝利演説の集会に来て涙ぐんでいる、肌の色の黒いおっちゃんやおばちゃんを見ると、他人事とはいえ、胸が熱くなることも確かだ。 これはひとつには、そこに「黒人である人」たちの個人史、家族史、民族史のようなものに関わる思いが込められていることを感じるからだろう。そういう思いをしてきた他人たちの感情を想像

    虚構の力 - Arisanのノート
    cham_a
    cham_a 2008/11/07
    というか「どなたがアメリカの大統領になられようとも」って、暗になってなってほしくない相手というのを示唆してる事になるんじゃ
  • 探偵ナイトスクープ(末尾追記) - Arisanのノート

    関西には「探偵ナイトスクープ」という人気番組があるが、先日、番組が20周年を迎えたか何かを記念して、過去の評判のよかった回の再放送をやっていた。 ぼくが見たのは、93年の2月のある週の放送だった。 当時は上岡龍太郎が「探偵局長」として司会をしていた(現在の局長は西田敏行。秘書は当時も今も岡部まり。この人は、この番組と、村上龍の「リュウズ・バー」以外に出てるのを見たことがない。)。 ちなみに、上岡の盟友、横山ノックが大阪府知事に当選するのは、この二年後である。 さて、その番組の中で、次のようなエピソードがあった。 ある所に、学校か何かに元は置かれていて、今は事情があって道端に放置されている二宮尊徳の銅像があるのだが、それを見て不憫に思った視聴者のおばあさんが、なんとかちゃんとしたところに再び置かれるようにしてもらいたいとの「依頼」を番組に送ってきたのである。 この依頼を受けて、銅像をリヤカー

    探偵ナイトスクープ(末尾追記) - Arisanのノート
    cham_a
    cham_a 2008/10/25
    「理」をきちんと通そうとするが、かといって「情」がない訳でもない。いつでもマジレスな誠実さもあったなー/引退宣言だけは撤回してくれと思ったがそれをやらないから「上岡龍太郎」なんだなとあきらめた
  • 犯罪的な報道 - Arisanのノート

    自衛隊員死亡 訓練計画に問題 http://www3.nhk.or.jp/news/t10014800761000.html 自衛隊内部の「事故調査委員会」などに任せていることがそもそも大間違いだから、それでもこういう正直な報告が出たことをむしろ評価するべきかもしれないが、『訓練の計画や管理態勢に問題があった』などという見解を鵜呑みにして、そのまま「事故」みたいに報道するNHKの姿勢は、まさしく犯罪的、いや犯罪幇助である。 まあ、NHKの「内部調査」も自衛隊と同断だから、当然と言えば当然だが。 海上自衛隊の特殊部隊の養成課程の隊員が格闘訓練のあとに死亡した問題で、この隊員の格闘の技量が高くなかったうえ、訓練に医師を立ち会わせていなかったことがわかりました。海上自衛隊の事故調査委員会は、訓練の計画や管理態勢に問題があったとみてさらに調べています。 この問題は、先月、広島県江田島市にある海上自

    犯罪的な報道 - Arisanのノート
    cham_a
    cham_a 2008/10/18
  • 基礎的な科学と人間の社会 - Arisanのノート

    出身の科学者たちがノーベル賞をもらったことを期に、日でも基礎科学の研究の価値が見直されるようであってほしい、という論調はよく聞く。 何の役に立つのかがすぐには分かりにくく、成果のはっきりするまでに時間のかかる基礎科学(実験・研究にせよ理論にせよ)が軽視され、すぐに結果や技術的・経済的な価値につながる研究分野だけが優遇されるという状況は、たしかに学問にとって望ましくないだろうから、そのように期待する気持ちはよく分かる。 だが、報道を見ていると、こうした基礎的な研究の価値は、「一見非合理で無駄なことのように思えても、そうしたものこそ技術革新の経済的価値の創出につながるのだ」という趣旨で主張されている。 つまりこれは、一見無価値に思えるけど、じつは国益なり企業の利益なり、広く社会的な価値の生産につながるのですよ、という擁護論だ。 だから、基礎科学に予算を投じたり環境を整えることは、決して無

    基礎的な科学と人間の社会 - Arisanのノート
  • ハシズム大困惑 - Arisanのノート

    橋下知事の政策、困ったもんだなあ、という感じが段々強まってきた。 橋下だけではなくて、「橋下現象」みたいなものが。 橋下という人を見てると、可視性とか透明性とか、光を当てることに対する強迫観念みたいなものがあると思う。 これは、ネオリベ的なものに共通した特徴だということは、『戒厳令下チリ潜入記』とかにも書いてるらしい。 物は光と影があってはじめて見えてるわけだから、過剰に光を当てたいというのは、やっぱり「見たくない」という意志があることは間違いない。だから、強迫観念。 ただ、ちょっと思うのは、橋下の手法として、性急に問題を表面化させて進めようとする志向自体は、それなりの共感される必然性がある。 それは、生活が逼迫してるような人ほど、そうだろう。 「透明にしてほしい」という気持ちや、直接的に物事を解決したいみたいな願望は、みんなにすごくあるんだろうと思う。 ただ、それは当は「見えない部分を

    ハシズム大困惑 - Arisanのノート
  • 夜間中学問題に見るこの国の体質 - Arisanのノート

    今朝の毎日新聞に、大阪府が続けてきた夜間中学に通う人たち(そのなかで所得が低い人たち)のための就学援助制度を打ち切ることへの批判が議会で(自民・共産など)相次いだ、という記事が出ていた。 これについては、やはり毎日新聞に、先日以下のような記者の意見記事が載った。 記者の目:「就学援助」廃止方針の橋下府知事http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080701ddm004070200000c.html 同感だが、少し補足する。 就学援助の責務履行を別途、国に求める道もあったはずだ。憲法が記す「義務教育の無償」は、国による教育機会の保障をうたったものだ。夜間中学生の多くが、国の戦争で義務教育を奪われたのだから。 戦争で義務教育が受けられなかった、ということも重要だが、現在多くの高齢の人たちがこうした教育を必要とする状況になってるのには、他にも過去

    夜間中学問題に見るこの国の体質 - Arisanのノート
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