大川小学校という学校では全校の7割り近い子供たちが津波で死んでしまいました。 なんでそんなことが起こりうるのか、グーグルの地図をじっと見てたしかに海辺にはあるが、地形的に10分もいけば十分に逃げるところはあったはずなのに、と疑問に思っていました。それが毎日新聞で何故悲劇がおきたのかのと言う見出しの記事があり、期待して読みました。でもぼんやりと逃げる段取りがわるく遅くなり津波にのみ込まれてしまったという、程度の理解しか得られませんでした。学校がひどく混乱して、父兄が子供を連れにくるのを待っていたのでしょうか。なぜ生徒がまとまっていちはやく安全な場所に逃げられなかったのか、不思議です。 震災以降日本国民みな総懺悔なのか責任追及をするのをしっかりと辞めてしまった、マスコミの態度はわたくしにはまったく不可解です。 別に糾弾しなくてもいいのですが、原発は絶対に安全といっていた人たちにいまはどのような
日曜、あさ6時過ぎ、朝食前に投稿しておきます。実はきょう午後に黄山にエクスカーションに行けると思い込んでいましたが、一泊が必要でバスが戻るのがずいぶん遅く明日帰れないことが分かりました。それで一日早く帰れるか検討したかったのですが、あいにく週末にはいりメールにもレスポンス無し。しかたありません。予定通り、明日帰ります。直行便なら近いのに。遠いですね。ただ、上海の飛行場から直行で列車があるとか。中国は最新の情報でなければ意味なし、と食事時の会食で言われました。万博で交通事情は激変しているらしい。それで激変のない日本ですが、長期低落と自虐的に言う人が多いのですが、でも中国の実体を直視するひとは少ないような気がします。特に大マスコミが。民生・福祉の分野では日本は中国と30年の差があるような気がしますが、その差はもっと早く縮まるかもしれません。学問分野は民衆基盤ではもっと差があるかもしれません。で
昨日の朗報。根岸さんは読売によると、日本の研究環境については「密接なチームをさしおいて、よそ者を助教授などに登用することはまずない。アカデミックの門は完全に閉ざされていた」と、閉鎖性をやんわりと指摘した。そして、「海外に一定期間出て、日本を外から見ることが重要」と、若者へのエールを送った。正しくも厳しい批判なのに、やんわりと表現するのはへん。鈴木さんは、日本には資源がないので,知識を生むことが重要と、これも的確な指摘。日本の生命科学者はコンスタントに受賞者を生みだす化学、物理を横目にどうしたらいいのか。厳しい自己批判と、研究環境を良くするための努力を努力がなにより大切。そのために誘蛾灯のような研究費や朝令暮改のような研究費、iPS細胞のような徹底的な応用面重視の国策型研究費という生命科学研究環境のなかで、息の長い基本的な研究テーマを情熱的に進めるためにどうしたらいいのか、真剣に考える必要が
名古屋場所が終わりました。横綱が涙で優勝旗を手にしていました。喜びの涙というよりは優勝杯を手に出来ないくやしさというか情けなさかもしれません。こうなったら平成時代の大横綱になって双葉山の連勝記録も破ってほしいものです。 わたくしがなにもいうことはないのですが、あんまり反社会勢力つまり暴力団との関係根絶をいっていると相撲をやる若者が国内ではどんどん減ることはないのでしょうか。つまり手術は成功したけれども患者は死んでしまったということになりませんか。いまの日本、ほとんどの社会的努力が不景気風を吹かすようなことばかり目について残念です。 暴力団の構成員と準構成員はおよろ10万人といわれているようです。かれらをこの世の中かから消したいのか、といわゆる識者に聞きたいものです。というか消せると思っているのか、と聞きたいのです。 嵐山光三郎さんのエッセーを読むと例の野球賭博は年間1兆円のお金が現に動いて
エジンバラには本当に久しぶりです。前はずいぶん頻繁に来ていたのですが。 寒くかんじますが、めちゃめちゃ暑くなってと、地元の人間はTシャツ姿で言います。 こんどの会の推薦ホテルですが気持ちよいです。ただワイアレスネットの環境がすごく弱くて遅い(ただし無料)のでこのブログを書いても本当にアップロードできるかどうか、不安です。 昨日は着いてから、レスポンスの出来なかった多くの研究上のメールの返事をしたり講演準備をしたりして、夕方から旧知のCGさんと一緒に飲んで食べました。ゆったりした気分になれました。 かれの研究所のほうで今日、講演があります。こちらは沖縄のほうと京都でやったことをコンバインした細胞の寿命の話です。 ハイデルベルグでの染色体のほうは予想どおりでしたが、こちらのほうのは反響がどうか予想できません。楽しみです。 旅行をひとりですると内省的になります。 自分の研究の源泉は、ミクロ的には
数日前に新聞にでていた肥満をおさえるのではないかという東大宮崎徹教授のAIMの研究はたいへんおもしろい。このひとわたくし昔あったことがあるのではないかな、とふと思いました。たしかストラスブール近くの近傍のレストランで。本庶先生がご一緒だったような。非常に元気のよい方という印象で,同じ人だったらなるほど、そうなんだ、と納得がいきます。わたくし自身こういうもんだにいまは興味があるので来年の沖縄でのワークショップにぜひご招待したいと思いました。 さてこの科研費基盤Sでのヒアリングのことですが、座長席にいたのは東工大のK教授です。 かれがわたくしに科研費申請をするのは犯罪的だと言ったかつて経験のない不愉快な会食には二人の若手有力教授と一人の若手準教授が同席していましたから、いつでも証言してくれるでしょう。この委員長つまりS教授の質問が申請書をまったく読んでないと感じたのはわたくしだけでなく、残り二
さすがに読者が増えています、平日より1500人くらい多く見られているようです。 反響もいろいろ。メールもたくさんあります。 昨夜自宅に帰ると妻とチャットしていた娘がパソコン画面から「お父さん、今日のブログ哀愁ただようね」だそうです。 若い頃、わたくしが一番似合わない言葉が哀愁だったので、そうかこの年でついに、と思いました。そういう流れで女性にもてたい、とかすかに若い頃思ったことありましたっけ。 なにしろわたくしが憤慨しているのは、わたくしの面前でわたくしが文科省の研究費に申請すべきでないし、もしもしたら犯罪的だといったのは言論の自由として認めるとして、その人物がわたくしの出した文科省への申請書の審査(実際は学術振興会がやる)を直接やるということが、許されるのかということです。その誹謗の場にはT工大の若手有力教授もおとなしく座っていましたが、彼等も証言くらいはしてくれるでしょう。 こんなこと
きのう京都ラボの皆さんに、やはり来年3月末にラボを閉鎖せざるをえないという状況を説明しました。いろいろ努力したが存続の可能性はまったくない、と申しました。それでこれからは皆さんひとりひとりと相談して今後のことを決めていくというはなしもしました。 来年までにひとひとりのこともありますが、ラボ閉鎖というのはかなりの事業で研究室で作ったいろいろな変異株を寄託する作業もあり前に4000株大阪市大のセンターにしましたが、これが最後となるので、未発表のも含めてかなりの作業とおもわれました。またヒト培養細胞関係もかなりあるのでこれは別途考えなければなりません。ありとあらゆる装置から最後は試薬のたぐいまですべて清算するわけですのですごくエネルギーのいる仕事です。 わたくしが沖縄と京大の二つで研究を続けるのに批判的なことを言われる東京と大阪での大物の先生達が何人かいることは具体名もあわせて存在はしっていまし
あさは暖かい日でしたが午後になってしぐれて寒くなりました。 昼から東京のMT君が来訪。これまでのデータを見せてもらっていろいろ議論をしました。 ずいぶんしっかりして、それに頑張ってこの難しいプロジェクトをここまでこなしました。 立派でした。 朝は出かける前に同窓会の原稿につける写真を探して古いアルバムを見つけました。見ているうちにおもわず笑ってしましました。そりゃ16,7才の写真ですから。その中に亡くなったTY君の写真も見つけました。しばらくじーっと見てしまいました。 あとは自分の近況の写真を選んで送るだけです。 きのうわたくしが所属する沖縄の機構の総務課のほうから読みなさいというメールがきていまして、内閣府がホームページに公表した第15回沖縄科学技術整備機構(大学院大学を作るための機構)分科会の配付資料を読んでみました。 「えっ」と、おもうところや「ぬぬ」と思うところもありました。2月1
わたくしが昨日日本の等身大の問題としてトヨタのことを話題にしたのは、トヨタが世界の超大企業になってもなかなか日本の企業文化が世界中の人たちを納得させる企業文化にまでいかないのではないか、ということです。 国内からの人材補給という点では、図体が大きすぎるのかもしれないし、日本の厳しい消費者マインドを納得させかつまったく同じ製品を海外でも売り続けることができにくいのではないか、という感じです。 どこの国のトップブランドも自社のブランドをつけつつ海外工場で作らねばならないことからくる難しさがあるようです。いずれにせよ外国で学ばず働かずずして国内だけの人生を送りたいというマインドの日本人が大半になってしまって、それでものを海外の沢山の工場で作り続ける世界企業を日本人がいつまでも主体的に維持し続けられるか、どうなんでしょう。 実は沖縄でも、若者の大半は沖縄を出たくないのですね。 全体としてみれば、自
昨日の続きですが、どういう理論的生物学の分野があるのか、ちょっと私見を述べておきましょう。 やはりDNAの近傍が理論をやるにはまだまだやりやすい。DNAは個々の生物の全能力をなにかのかたちで伝えているはずなのです。それにこれから大発展するであろう進化生物学の周辺ですね。 理論家になる準備に必要な論文の多くを読むための基礎的な分子細胞生物学の知識が不可欠。でもこれを取得するのはいつでもどこでも一年くらいで簡単にできる。理論の研究をする時期まではほんとに基礎中の基礎的なDNAや遺伝現象が理解出来るくらいでいいはず。 Bioinformaticsと言われる情報科学の実力がどうしても必要。ゲノムDNA配列の決まった生物種のデータベースが猛烈な勢いで増えているのですが、これらはかならずしも世界でまとまって維持されてない。保存のされかたもまちまちなので、理論をやりたいひとは、これらのデータベースを自分
この時期、農閑期がもうすぐです。夏の盛りの植物に圧倒されそうな気持が、いくぶん人間優位になってあっちこっち片づけたりきれいにしたり、それでもまだまだそこそこの収穫がある、余裕のある時期です。あしたから東京での国際会議で最初の日の夜にしゃべるので準備をしていますが、息抜きにちょっと週末農業のことを書いてみます。 最近、農に対する関心が非常に高まっています。団塊の世代がかなりおおぜい興味があるのではないでしょうか。耕耘機なんかもずいぶん売れているようです。 わたくしが週末農業をせっせとやりだした10年くらい前とは大違いです。 庭で小さくちょこちょことやるのは30代後半でも試みたのですが、庭が狭すぎるのと、お小遣いが足りなくて、楽しくは出来ませんでした。つまり週末農業あんがいお金がかかるのです。肥料もただではないし農機具も一通りいるし支柱とかなにかやろうとすれば苗を買ってやることが最初は多いし、
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