■県内のコロナ専用病床使用率76% 医療への影響懸念 新型コロナウイルスの感染者が日本で初めて確認されてから、間もなく3年になる。新規感染者数は増加傾向にあるが、この年末年始は行動制限がなかった。生活は新型コロナ感染拡大前に戻る中、静岡県は「今年1年かけて、コロナは風邪と似たような症状で心配はいらないと県民に認識してもらう」と新年のメッセージを送った。 官公庁の仕事始めとなった4日、静岡県の川勝平太知事による新春会見が開かれた。川勝知事は年末年始を軽井沢の別邸で過ごしたが、新型コロナの感染状況は電話やファックスで毎日報告を受けていたという。 「病床ひっ迫率が極めて高く危機的状況。なかなか感染が止まらない中で、医師が困っています」 県によると、新型コロナ専用病床使用率は県全体で76.5%に上っている。4日の新規感染者数は4311人と1週間前より3000人以上減っているが、年末年始で大半の医療