「『無事生まれたんやからよかったやん』と言われるので、誰にも思いを言えず、今でも思い出すだけで涙が出てきます」 「子どもに会えなかった10日間は今も心にぽっかり穴が空いたような気持ち」 新型コロナの感染拡大はお産の現場にも大きな影響を及ぼし、妊婦が感染すると、感染対策を理由にお産が帝王切開で行われることが相次ぎました。 赤ちゃんへの感染を防ぐため、なかなかわが子と会えないことも重なり、母親がショックを受けるケースも少なくありません。 「5類」への移行を前に、どうすればいいのか。当事者の声をもとに考えます。 (大阪放送局記者 北森ひかり)
福岡県の新型コロナ新規感染者数はほぼ毎日1万人を超えるような状況ですが、こうした影響は、新しい命を授かる出産の現場にも及んでいます。 目を閉じてすやすやと眠っている、生後まもない赤ちゃん。 この赤ちゃんがいる北九州市立医療センターは、市内で唯一の感染症指定医療機関として新型コロナに感染した妊婦を受け入れ、安心して出産できる環境を整えています。 ▼北九州市立医療センター 総合周産期母子医療センター 高島健センター長 「こちらはナースステーションですね」 案内されたのは、医師15人、助産師40人が分べんに携わる周産期母子医療センター。 ハイリスクな症例に対応するため、集中治療室なども備えていますが、第7波で感染者が高止まりする中、現場は、ある問題に直面しています。 ▼北九州市立医療センター 総合周産期母子医療センター 高島健センター長 「医療スタッフの感染によって、現状、北九州市の中で救急がス
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