新型コロナウイルス感染症にかかり、回復した後に、咳や疲労感、記憶障害など、さまざまな症状が続く人が一定数存在します。これらの症状は「後遺症」と見なされていますが、このほど行われた英国の研究(*1)で、風邪やインフルエンザなどの急性呼吸器感染症の後にも、多くの患者が似たような後遺症を経験していることが明らかになりました。 後遺症は新型コロナだけの問題? 風邪やインフルでの実態を調査 新型コロナウイルス感染症の後遺症として報告されている症状は実にさまざまで、これまでに200を超える症状について後遺症の可能性があるとされてきました。一方、風邪やインフルエンザなど、新型コロナ以外の急性呼吸器感染症の後遺症については、重症患者についての報告はあったものの、無症状から重症まで広範な患者の後遺症について検討されたことはありませんでした。 そこで英Queen Mary University of Lond
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