新型コロナウイルス感染拡大でマスク生活が始まり約3年。鹿児島県内の保育現場からは、成長に重要な乳幼児期に子どもが他者の表情を読み取る機会が減り、情緒の不安定や発達の遅れが生じるのではと懸念の声が上がる。「5類」引き下げに伴い、着用は個人の判断に委ねられることになる。子どもの発達とマスクの関係を取材した。 「褒めても反応が薄く、声をかけてもポカンとしている子どもが増えた」。鹿児島市の20代女性保育士は、マスクを着けるようになってから、園児と信頼関係を築きにくくなった。顔の大部分が隠れると、子どもは相手の感情を読み取りづらい。声も届きにくくなり、落ち着かない子が目立つようになったと明かす。 市内4カ所で認可保育園を運営する山鳩福祉会の外園紗都子理事長は「目だけで通じ合えるのは大人の世界」と話す。言語の遅れや、感情をうまく伝えられず体にかみつく子が増え、顔を見せる大切さを実感している。マスクを着
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