2023年5月、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行されました。そして、少しずつ新型コロナ流行前の日常に戻っています。 2023年3月13日から厚生労働省も、「マスク着用は個人の判断が基本」と呼びかけています。しかし子どもたちの間では「マスクがはずせない」という声も。富山大学附属病院小児科 種市尋宙先生は「子どもたちのマスク着用には弊害がある」と言います。種市先生は、現在、富山市立学校感染症等対策検討会議座長を務めています。 マスクを着用すると、子どもたちはお友だちの悲しむ表情に気づきにくい種市先生は、新型コロナの位置づけが5類に移行しても、マスクをはずせない子が意外と多いと言います。先生は「子どもたちに、マスクは不要」「子どもたちは、早く日常を取り戻して!」と訴えます。 ――現在、種市先生のまわりでは、マスクをはずしている人のほうが多いですか。 種市先生(以下敬称略) 富山市の