ロシアのウクライナ侵攻によって避難し、東京都昭島市内の都営住宅で生活を送るウクライナ人のオルガ・ミロネンコさん(38)らが9日、市内で開かれたイベントに登壇し、ウクライナでの壮絶な体験や日本での避難生活の日々について語った。(松島京太) オルガさんはイベントで、ロシアがウクライナに侵攻した昨年2月24日の早朝を「爆発音で目を覚ました」と説明。「ママ、一体この先どうなるの」と泣き叫ぶ娘のダリナさん(17)をなだめながら、必死に戦火に耐えた当時の状況を振り返った。 オルガさんによると、その後もウクライナでは毎日のように砲撃音とサイレンが響き、戦況は日に日に悪化。オルガさんとダリナさんは、ウクライナ東部のドニプロ市から姉の暮らす昭島市を目指し、ポーランド経由で日本へと出国した。