新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行して5か月が過ぎました。 こうした中、新型コロナの感染をきっかけにその後遺症に悩む女子高校生がいます。 今回、実名と顔を出して私たちの取材に応じてくれた彼女。 そこには、「この後遺症を知ってほしい」という強い思いがありました。 岡谷市に住む高校3年生の山田幸奈(やまだ・ゆきな)さん。 今は、自分の力で起き上がることができません。 手に力が入らないため、鉛筆を握ることも、スマートフォンで文字を入力することもできなくなってしまいました。 幸奈さんが1日の大半を過ごすのがベッドの上。 1年以上も寝たきりの生活が続いています。 ♪山田幸奈さん 「頭が痛いとか、だるいというか疲れちゃうとか、味覚とか嗅覚が(感じ)ない」 自宅で介護するのは、父の博章(ひろあき)さんと母の笑子(えみこ)さん。 以前は、岡谷市の自宅から列車で松本市の高校まで通ってい