近年の自動車への環境対策は自動車走行時の排出削減(例:排ガス規制、CAFE基準規制、HVやEVの利用促進)に焦点が当てられています。しかしながら政策決定者は製品使用時だけでなくライフサイクル全体での環境負荷削減に注力しなくてはなりません。 九州大学大学院経済学研究院の加河茂美主幹教授および大分大学経済学部の中本裕哉講師の研究グループは、「自動車の耐久性」と「新車と中古車の買い替え行動」の変化が自動車のストックとフロー、およびカーボンフットプリント(※1)に与える影響を明らかにしました。 自動車の寿命は、製造から廃棄までの生存期間に関する物理的寿命と、購入から買い替えまでの保有期間に関する経済的寿命があります。本研究ではこの2つの寿命分布を組み合わせることで、自動車の耐久性と新車・中古車の買い替え行動を組み込んだ包括的なカーボンフットプリントの分析のモデルを開発しました。さらに、日本の乗用車
![自動車の耐久性と買い替え行動がCO2量に与える影響を分析! | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2b638fa8cd5322c855320d53d20bb4be92fa6270/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.kyushu-u.ac.jp%2Fcontents_file%2Fcontents_files%2Floader%2F1%2FResearch%2F657%2Ficon_img%2Fbaf136d5018af318886cc264d460174ce8fa569e%2Fdefault%2Fpixta_27924107_L.jpg)