印刷 関連トピックス原子力発電所東京電力 東京電力福島第一原発の事故で汚染された地域のうち、国が除染支援する地域の指定基準について、文部科学省の放射線審議会は13日、放射線量が毎時0.23マイクロシーベルト(年間1ミリシーベルト)以上とする環境省令案を了承した。環境省は14日にも省令を出し、来週にも地域を指定する。 放射性物質汚染対処特措法に基づく省令で、環境省が11月に諮問した。原発から20キロ圏の警戒区域や線量が年20ミリシーベルト以上の計画的避難区域は国が除染する一方、1ミリシーベルト以上の地域は市町村が除染する「汚染状況重点調査地域」に指定する。その際の基準値を0.23マイクロシーベルトとする案を妥当とした。 この数値は、自然からの線量0.04マイクロシーベルトと原発事故による追加被曝(ひばく)線量0.19マイクロシーベルトを足し合わせた。屋外で8時間、木造家屋で16時間過ご