4月20日、ドイツにおける原子力発電所の停止と放射性廃棄物の最終処分場の建設に必要な費用は計700億ユーロ(約9兆円)に増加する可能性があることが明らかになった。ネッカーヴェストハイムで2012年6月撮影(2015年 ロイター/Alex Domanski) [ベルリン 20日 ロイター] - ドイツにおける原子力発電所の停止と放射性廃棄物の最終処分場の建設に必要な費用は計700億ユーロ(約9兆円)に増加する可能性があることが20日、明らかになった。核廃棄物の処分場選定を担うドイツ政府のタスクフォースの責任者であるミハエル・ミュラー氏が日刊紙フランクフルター・ランドシャウのインタビューに応じた。 独エネルギー大手のエーオン、RWE、EnBW、スウェーデンの電力会社バッテンフォールは、2011年の福島原発事故後にメルケル首相が定めた期限の2022年までに原発の稼働を停止する予定だ。 エーオンに
東京電力福島第一原子力発電所で汚染された雨水が排水路を通って海に流出していた問題で、対策として問題の排水路に取り付けられたポンプがすべて停止して、汚染された雨水が海に流れ出ているのが見つかり、東京電力で復旧を急いでいます。 東京電力は問題の排水路を途中でせき止めたうえで、8台のポンプを設けて港湾内につながる別の排水路に雨水を移す応急の対策工事を行い、今月17日からポンプを本格稼働させました。 ところが、21日午前8時ごろ、8台あるポンプがすべて止まって雨水があふれ出し、港湾の外の海に流れ出しているのを点検中の作業員が見つけました。海に流れ出した雨水の量や放射性物質の濃度などは分かっていませんが、東京電力は今月9日の時点では濃度は極めて低いレベルだったとしています。 また、20日午後2時すぎに点検した時にはポンプは正常に動いていたということで、停止した原因はまだ分かっていないほか、復旧のめど
東京電力は21日、福島第1原発の「K排水路」と呼ばれる排水路内に設置したポンプ全8台が停止し、放射性物質で汚染されている雨水などが外洋に流出しているのが見つかったと発表した。ポンプが停止した原因や流出量などは調査中という。 K排水路は、原子炉建屋周辺の雨水などを流す目的で設置。2号機原子炉建屋の屋上にたまった高濃度の放射性物質を含む雨水などが、事故直後から外洋に流出していたとみられることが今年2月下旬に判明したため、排水をポンプでくみ上げ、港湾内につながる別の排水路に移送する対策を今月17日に始めたばかりだった。 本記事は「共同通信社」から提供を受けております。 著作権は提供各社に帰属します。
1989年に打ち上げられた人工衛星「あけぼの」について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が4月末を目処に運用を終了する計画を明らかにした(JAXAのプレスリリース)。 あけぼのはオーロラの観測を目的とした人工衛星。目標寿命は1年間だったが、それを大幅に超えて運用が続けられてきた。26年間の観測で地球電離層がオーロラ現象を支配することを発見したり、ヴァン・アレン帯の長周期変動の観測を行うといった成果を出していた。 あけぼのには9種の観測機器が搭載されていたが、現在稼動しているのは低周波プラズマ波動観測器および高周波プラズマ波動観測器、放射線モニターの3つのみ。また、太陽電池の発電能力やバッテリの機能劣化、高度低下なども発生しており、こういった背景から今後運用の終了を決めたとのこと。運用終了後、あけぼのは数年で大気圏に突入して燃え尽きるという。
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