農林水産省は、ため池の放射性物質対策の効果的かつ効率的な実施に資するため、放射性物質の実態や対策技術の実証結果を踏まえ、対策の考え方や調査計画・設計施工の手順、留意点等を「ため池の放射性物質対策技術マニュアル」として取りまとめました。 農林水産省は、これまで、福島県や独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所等の関係機関と連携して、「ため池等汚染拡散防止対策実証事業」により、ため池等農業水利施設における放射性物質の実態と、それによる利用・管理への影響の把握及び影響を低減するための対策技術の開発・実証に取り組んできました。 「ため池の放射性物質対策技術マニュアル」(以下「マニュアル」という。)は、これらの結果を踏まえて、営農再開・農業復興の観点から必要となるため池の放射性物質対策を、市町村等が効果的かつ効率的に取り組めるよう、対策の考え方や調査計画・設計施工に関わる手順、留意点