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ブックマーク / eetimes.itmedia.co.jp (23)

  • Intelはどこで間違えた? ~2つのミスジャッジと不調の根本原因

    Intelの業績が冴えない。2024年8月1日に発表された2024年第2四半期(Q2)の決算は、売上高が128.2億米ドルで、営業損失が19.8億米ドル、最終損益が16.1億米ドルといずれも赤字を計上した。加えて、従業員15000人を削減し、配当を停止することも発表された。 Intelの不調は今に始まったことではない。2019年以降の四半期の売上高と営業利益を見てみると、コロナ特需によって2021年に営業利益が増大したが、2022年に入って特需が終焉すると、売上高も営業利益も急降下した。特に営業利益は、2022年Q2以降、ほとんど赤字で推移するようになった(図1)。 その後、2022年11月30日に、Open AIChatGPTを公開すると、米NVIDIA、米AMD、SK hynixなどが売上高を大きく伸ばす一方、Intelの売上高は横ばいで、営業利益はまたしても赤字に陥った。要するに、

    Intelはどこで間違えた? ~2つのミスジャッジと不調の根本原因
  • 1つのGPU/CPUで推論可能な超軽量LLM「tsuzumi」を24年3月から提供へ

    NTT2023年11月、同社が独自開発した大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」を2024年3月から提供開始すると発表した。 tsuzumiのコンセプトについて、NTT 執行役員 研究企画部門長の木下真吾氏は「専門知識を持った、パラメーターサイズの小さなLLMの実現だ。tsuzumiは、パラメーターサイズを抑えつつ、言語学習データの質と量を向上させることで、軽量化と専門性を両立した」と語った。 専門知識を持った軽量LLM「tsuzumi」 tsuzumiは、パラメーターサイズが6億または70億と軽量でありながら、「世界トップクラス」(同社)の日語処理性能を持つLLMだ。軽量なため、1つのGPUCPUで推論動作が可能で、学習やチューニングに必要な時間やコストを軽減できるという。日語/英語に対応する他、表が含まれる誓約書や契約書といった図表文書の視覚読解など、さまざまな形式にも対

    1つのGPU/CPUで推論可能な超軽量LLM「tsuzumi」を24年3月から提供へ
  • 制御の世界の“黒船”、TwinCATでメイドを動かす

    制御の世界の“黒船”、TwinCATでメイドを動かす:江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る(9)(1/13 ページ) SOEMに限界を感じていた私は、ベッコフオートメーションのソフトウェアPLC「TwinCAT3」に手を出しました。そう、文字通り“手を出してしまった”のです。今回は、制御の世界に「黒船」を持ち込んできたTwinCAT3を使ってメイドを動かすまでの、私の苦闘と孤闘の全容をご覧いただければと思います。 FA(ファクトリオートメーション)を支える「EtherCAT」。この超高度なネットワークを、無謀にも個人の“ホームセキュリティシステム”向けに応用するプロジェクトに挑みます……!! ⇒「江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る」 連載一覧 週末エンジニアである私にとって、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆に取

    制御の世界の“黒船”、TwinCATでメイドを動かす
    chess-news
    chess-news 2023/11/04
    TwinCAT
  • Intel、EUV採用「Intel 4」プロセスの量産開始

    Intel、EUV採用「Intel 4」プロセスの量産開始:「Intel 3以降も順調」とコメント Intelは2023年9月29日(アイルランド時間)、アイルランドの新工場を正式に開設し、同社として初めてEUV(極端紫外線)リソグラフィー技術を使用する最先端プロセス「Intel 4」での半導体の量産を開始したと発表した。

    Intel、EUV採用「Intel 4」プロセスの量産開始
  • 「ラズパイ」ベースの産業用プラットフォーム

    リアルタイムイーサネットなどの産業用通信規格を搭載したカスタムモジュールの受託開発や製造を手掛けるドイツのHilscher(ヒルシャー)は、組み込み技術の国際展示会「embedded world 2019」で、「Raspberry Pi 3 Model B」(element14製)をベースにした産業用プラットフォーム「netPI(ネットパイ)」を展示した。 リアルタイムイーサネットなどの産業用通信規格を搭載したカスタムモジュールの受託開発や製造を手掛けるドイツのHilscher(ヒルシャー)は、組み込み技術の国際展示会「embedded world 2019」(2019年2月26~28日、ドイツ・ニュルンベルク)で、「Raspberry Pi 3 Model B」(element14製)をベースにした産業用プラットフォーム「netPI(ネットパイ)」を展示した。FA(ファクトリーオートメー

    「ラズパイ」ベースの産業用プラットフォーム
  • 「シリコンは水晶に必ず勝てる」――SiTime

    かつては水晶の独壇場だった発振器市場において、MEMSの存在感が高まっている。温度補償機能を備えていない最もシンプルなタイプの発振器では、MEMSの出荷数が既に水晶を上回っている。そのMEMS発振器市場でシェア90%を獲得しているのがSiTimeだ。 メガチップス傘下のSiTime(サイタイム)は、MEMS発振器を手掛ける数少ないメーカーだ。 かつては、MEMS発振器の開発や研究を手掛けるメーカーは複数存在した。例えばSilicon Laboratories、Discera(ディセラ:Microchip Technologyが2013年に買収)、IDT、新興企業だったSand 9、そしてAvago Technologiesも内部で研究開発を行っていた。 SiTimeのマーケティング担当Executive Vice PresidentであるPiyush Sevalia氏は、「だが現在は、Si

    「シリコンは水晶に必ず勝てる」――SiTime
  • 今こそ、日本の大手電機各社は半導体技術の重要性に気付くべき

    2021年6月11日付の日経済新聞(以下、日経新聞)に「TSMCが熊県に半導体工場を建設する検討に入った」という記事が掲載された。TSMCは件について「コメントできない」としている。だが、経産省がTSMCの誘致に非常に積極的に動いていること、日における半導体産業の再興のためにさまざまな検討を行っていることは事実である。最近では自民党が「半導体戦略推進議員連盟」を発足させるなど、政治家がいったい何を始めるのか分からないながらも、半導体産業を重要視し始めている。この辺りの動きについて、少し整理してみたいと思う。 下図は、TSMCの地域別売上の推移を示したものである。 2021年第1四半期(1Q21)の実績では、北米向け売上高が67%を占め、アジア向けが17%、中国向けが6%、欧州向けが6%、日向けが4%になっている。いうまでもなくTSMCにとって最も重要な地域は北米である。米国アリゾ

    今こそ、日本の大手電機各社は半導体技術の重要性に気付くべき
  • 半導体不足は「ジャストインタイム」が生んだ弊害、TSMCが急所を握る自動運転車

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19/以下、コロナ)の感染が世界に拡大する直前の2020年2月11日にお亡くなりになった野村克也氏は、プロ野球の監督時代に、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言を残している(『負けに不思議の負けなし』(朝日文庫)という著書もある)。 これは、「勝負は時の運と言うが、偶然勝つことはあっても、偶然負けることは無い」という意味だ。つまり、負けた場合、そこには必ずそれなりの理由があるということである。 2021年に入ってから現在に至るまで、車載半導体の供給不足のためにクルマがつくれないというニュースが連日報道されている。2月初旬に米テキサス州を襲った寒波でドイツのInfineon TechnologiesとオランダのNXP Semiconductorsの半導体工場が停止し、3月19日にルネサス那珂工場で火災が発生した。さらに4月14日、

    半導体不足は「ジャストインタイム」が生んだ弊害、TSMCが急所を握る自動運転車
  • オムロンがセンサーをラズパイ対応にした狙い

    オムロンが、新規事業創出を目指すべく2018年4月に創設した「イノベーション推進部」。そのイノベーション推進部が2019年1月、新たな取り組みとして、「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、以下ラズパイ)」や「Arduino」などのオープンプラットフォームに対応したセンサーを発表した。 オムロンが、新規事業創出を目指すべく2018年4月に創設した「イノベーション推進部」。そのイノベーション推進部が2019年1月、新たな取り組みとして、「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、以下ラズパイ)」や「Arduino」などのオープンプラットフォームに対応したセンサーを発表した。 非接触温度センサー、感震センサー、絶対圧センサーの3種類があり、センサーを搭載した評価モジュールという形で提供する。評価モジュールは、数量と期間を限定(2019年1月11日から約半年)し、スイッチサイエンスと

    オムロンがセンサーをラズパイ対応にした狙い
  • 2019年も大注目! 出そろい始めた「エッジAIプロセッサ」の現在地とこれから

    2018年は多くのチップにいわゆるAI機能(機械学習)のIPが搭載された。スマートフォンのプロセッサを手掛けるMediaTekやQualcomm、Samsung ElectronicsらもAI機能への対応に全力で取り組んでいる。MediaTekのプロセッサ「HELIO P60」や「HELIO A22」、Qualcommの「Snapdragon 845」などは強化されたAI機能で顔認証、指紋認証などの他、写真の高度化などの処理も行っている。 図1は、2018年に登場した多くのプロセッサが搭載した演算器の種類とその大まかな関係である。横軸は専用性の高さ、縦軸は汎用性の高さを表している。実際には機能を内包する場合もあるので、あくまでも概念として見ていただきたい。汎用性の高いCPUAI処理には不向きで、AI処理はGPUやDSPで行うケースが多かった。しかし整数8ビット、4ビットのような演算器を用

    2019年も大注目! 出そろい始めた「エッジAIプロセッサ」の現在地とこれから
  • “余計なもの”って何? 「Mate 20 Pro」の疑惑を晴らす (1/3) - EE Times Japan

    “余計なもの”って何? 「Mate 20 Pro」の疑惑を晴らす:製品分解で探るアジアの新トレンド(34)(1/3 ページ) Huaweiの2018年におけるフラグシップ機「Mate 20 Pro」。この機種には、“余計なもの”が搭載されているとのうわさもある。当にそうなのだろうか。いつものように分解し、徹底的に検証してみた。 弊社(テカナリエ)では、年間おおよそ30機種ほどのスマートフォンを分解している(実際にはカスタム解析依頼などに対応するために同じ機種を数台分解するので、台数はさらに多い)。 分解の前に若干使う場合もあるが、多くは買ったものをそのまま分解する。分解は、おおよそ1時間ほどで終わる。実際、分解するだけならば手慣れたもので、数分もあれば基板取り出しまでできてしまうのだが、分解の各工程を写真に撮りながら進めるので1時間程度かかるわけだ。2018年、最も時間をかけて丁寧に分解

    “余計なもの”って何? 「Mate 20 Pro」の疑惑を晴らす (1/3) - EE Times Japan
  • “余計なもの”って何? 「Mate 20 Pro」の疑惑を晴らす (3/3) - EE Times Japan

    “余計なもの”って何? 「Mate 20 Pro」の疑惑を晴らす:製品分解で探るアジアの新トレンド(34)(3/3 ページ) 結局、“余計なもの”はあったのか? 全ての半導体チップが存在する領域を細かく、1個1個チェックを行ったが、「余計なもの」は全く存在しなかった。 “余計なもの”という言い方が適切かどうかは分からないが、余計なものを具体的に教えて欲しいくらいである。通信部には米国のパワーアンプが並ぶだけである。センサーはドイツ製、日製ばかりだ。メモリは韓国製。ここに全てのチップを並べて見せたいくらいである(分量の都合でここでは掲載しないが、セミナーなどでは報告していく予定だ)。 ただし、中国製チップも多く使われている。図4に、それらのチップ群の一部を示す。右はスマートフォンの骨格となるチップセットで、HiSiliconのチップで構成される。内容はプロセッサ(図には未掲載)、電源制御I

    “余計なもの”って何? 「Mate 20 Pro」の疑惑を晴らす (3/3) - EE Times Japan
  • 製造装置の国産化を加速する中国

    中国製造2025」の一環として半導体産業の強化を掲げる中国。今、中国国内には巨大な半導体製造工場が立ち上がりつつある。半導体製造装置については日米欧の寡占状態にあるが、中国は製造装置の内製化も進めようとしている。中国による製造装置の国産化は、どの程度まで進んでいるのか。 国策で半導体産業を強化する中国 中国の習近平国家主席肝いりの産業政策「中国製造2025」の1丁目1番地には、「中国半導体産業の強化」がある。2014年に立ち上げた中国IC基金は18兆円に増額され、この資金を投じて中国国内に半導体の巨大工場が立ち上がりつつある。 紫光集団傘下の長江ストレージは、武漢に月産10万枚の3次元NAND型フラッシュメモリ用工場を2017年末に立ち上げ、既に装置の搬入が始まっている。長江ストレージは2020年に月産30万枚、2030年に月産100万枚に増産すると発表している。 UMCと技術提携してい

    製造装置の国産化を加速する中国
  • EtherCAT通信の仕組みを知ろう~メイドは超一流のスナイパー!?

    EtherCAT通信の仕組みを知ろう~メイドは超一流のスナイパー!?:江端さんのDIY奮闘記 EtherCATでホームセキュリティシステムを作る(2)(1/8 ページ) 今回は、EtherCATの仕組みを信号レベルでご説明します。「ご主人様(EtherCATマスタ)」と「メイド(EtherCATスレーブ)たち」が、何をどのようにやり取りをしているのかを見てみると、「メイドたち」が某有名マンガのスナイパーも腰を抜かすほどの“射撃技術”を持っていることが分かります。後半では、SOEMSimple Open EtherCAT Master)を使ったEtherCATマスタの作り方と、簡単なEtherCATの動作チェックの方法を紹介しましょう。 FA(ファクトリオートメーション)を支える「EtherCAT」。この超高度なネットワークを、無謀にも個人の“ホームセキュリティシステム”向けに応用するプロ

  • 究極の大規模汎用量子コンピュータ実現法を発明

    1つの量子テレポーテション回路を繰り返し利用 東京大学工学系研究科教授の古澤明氏と同助教の武田俊太郎氏は2017年9月22日、大規模な汎用量子コンピュータを実現する方法として、1つの量子テレポーテーション回路を無制限に繰り返し利用するループ構造の光回路を用いる方式を発明したと発表した。これまで量子コンピュータの大規模化には多くの技術課題があったが、発明した方式は、量子計算の基単位である量子テレポーテーション回路を1つしか使用しない最小規模の回路構成であり、「究極の大規模量子コンピュータ実現法」(古澤氏)とする。 今回発明した光量子コンピュータ方式。一列に連なった多数の光パルスが1ブロックの量子テレポーテーション回路を何度もループする構造となっている。ループ内で光パルスを周回させておき、1個の量子テレポーテーション回路の機能を切り替えながら繰り返し用いることで計算が実行できる 出典:東京大

    究極の大規模汎用量子コンピュータ実現法を発明
  • ソニー、100km以上無線通信できるLPWAを開発

    ソニーは、長距離や高速移動中でも安定して無線通信できるLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク技術を発表した。同社が発表した実験結果によると、障害物のないところでの100km以上の遠距離通信と、時速100kmの高速移動時における安定した通信が可能だという。 既存技術の応用で独自のLPWAを開発 ソニーは2017年04月27日、誤り訂正などのデジタル信号処理技術の他、高周波アナログ回路や低消費電力のLSIなど、これまで培ってきた技術を基に、独自のLPWA(Low Power Wide Area)ネットワーク技術を開発したと発表した。実験結果によると、海の上など障害物のない環境では100km以上の通信が可能。また、時速100kmで移動中でも安定した通信ができる。 ソニーの発表によると、LPWAで100km以上の通信と時速100km移動時の通信が可能になったのは、データ受信

    ソニー、100km以上無線通信できるLPWAを開発
  • 東芝、メモリ事業の分社化を決定

    東芝は2017年1月27日、同年3月31日をメドに、メモリ事業を分社化すると発表した。分社化に合わせて、「外部資の導入を視野に入れている」(東芝)としている。 分社化するのは、現在、社内カンパニーであるストレージ&デバイスソリューション社の手掛ける事業のうち、SSDを含むフラッシュメモリ事業で、2016年3月期の売上高実績で8456億円に相当する部分。同社内カンパニーが手掛けるHDDやディスクリート半導体、イメージセンサー事業などは含まない。分社化の狙いとして東芝は「メモリ事業における機動的かつ迅速な経営判断体制の整備および、資金調達手段の拡充を通じて、メモリ事業の更なる成長、引いてはグループの企業価値の最大化を図る」としている。 東芝は、原子力事業における数千億円規模の損失を計上する見通しとなっており、「損失の可能性を考慮すると2017年3月末までに、グループの財務体質強化が必要であり

    東芝、メモリ事業の分社化を決定
  • IoT機器開発の必需品“μAレベルの電流変動計測器”

    IoT機器開発の必需品“μAレベルの電流変動計測器”:オシロやマルチメーターで“何となく測る時代”はもう終わった! 低消費電力化が不可欠なIoTデバイスだが、消費電力を大きく左右する消費電流については、あまり正確に測定されていなかった。というのも、これまで1mAを下回る微小電流を含めて定量的に電流を測定できるツールがなかったためだ。しかし、昨今、1mA以下の電流変動でさえも手軽に、かつ、正確に測定できる計測ソリューションが登場。IoTデバイス開発現場でも徐々に、消費電流を正確に把握し機器の低消費電力化を図る開発手法が浸透しつつあるのだ。 IoTデバイス普及の鍵は「消費電力の低減」 世の中のあらゆるモノにセンサーが装着され、インターネットにつながるIoT(モノのインターネット)の時代が到来しつつある。こうしたセンサーを持ち、インターネットにつながる「IoTデバイス」は、人や社会に安心、安全、

    IoT機器開発の必需品“μAレベルの電流変動計測器”
  • 5Gを加速? モデルベース環境“MATLAB”の進化

    2015年の売り上げは800億円超え 技術計算ソフトウェアツール「MATLAB/Simulink」を提供するThe MathWorks(以下、MathWorks)。MATLAB/Simulinkは、航空宇宙や自動車、金融業界などのさまざまな領域で活用され、2015年の売り上げは世界で800億円、従業員は3500人を超える。 「MATLAB」は機能を拡張する開発環境であり、その中で数値処理を行うプログラミング言語のことも指す。「Simulink」はMATLAB上で動作する、ブロック線図などを用いたシミュレーションプラットフォームとなっている。 さまざまな領域で求められる要件に対応するため、同社は80種類以上のライブラリーを提供。その中でも、注力するのが第5世代移動通信(5G)、IoTの実現に貢献するライブラリー「信号処理・通信」という。MathWorksのアプリケーションエンジニアリング部で

    5Gを加速? モデルベース環境“MATLAB”の進化
  • 半導体業界の秩序を変えた「チップセットの支配力」

    半導体業界の秩序を変えた「チップセットの支配力」:この10年で起こったこと、次の10年で起こること(5)(1/3 ページ) 今回は、半導体業界とその周辺にこの10年で最も大きな変化をもたらした要因である「チップセット」を取り上げる。チップセットの勃興を振り返りつつ、国内半導体メーカーがなぜチップセット化の流れに乗り遅れたのか、私見を述べたい。 この10年、半導体業界で最も変化したことはチップセットの支配力が高まったことだ。チップセットという半導体の在り方はキットと呼ばれだりターンキーやソリューションと呼ばれたりすることもある。チップセットを手に入れれば、誰でも完成品が作れるという。いわばカット野菜に調味料がセットされた「なべセット」のようなものだ。 10年前、Qualcommは一介のベースバンドLSIメーカーに過ぎなかった。MediaTekもDVD用LSIなどで頭角を現していたが、ローカル

    半導体業界の秩序を変えた「チップセットの支配力」