なぜなら、この作品はマンガなのに読んでいるとあたかもRTA(リアルタイムアタック)のような「極まった効率プレイのゲーム配信」を見ているような気分にさせてくれる、「ゲーム体験型コミック」とでも呼べるようなものとなっているからだ。 本作の主人公・陽務楽郎(ユーザーネームはサンラク)は、嬉々としてクソゲーばかりをクリアすることに達成感を見出す偏食高校生ゲーマー。そんな“クソゲーハンター”が、「神ゲー」と称されるMMORPG「シャングリラ・フロンティア」にチャレンジする。 数々のクソゲーで培った理不尽なバグとクソ調整に鍛えられたおかげで、プロゲーマー並の技術と強靭なメンタリティを持つサンラクが、神ゲー「シャングリラ・フロンティア」のベリーハードな難易度にアタックする様を描く。 ゲームスタートから防具を全部売り払って良い武器を買ったり、ステータスを敏捷・スタミナ・技量に全振りしたり、格上のモンスター