寒冷前線が関東地方に接近して北西から強い風が吹いた影響で、関東南部で10日昼過ぎ、大気が煙のようにかすむ気象現象「煙霧」が発生した。 気象庁によると、煙霧は、土やちりが巻き上げられ、水平方向に見通せる距離が10キロ未満になる状態をいう。 東京都心は、一時、視界が2キロ未満となった。同庁は「この煙霧は関東地方の土ぼこりによるもので、中国大陸からの黄砂は観測されていない」としている。
寒冷前線が関東地方に接近して北西から強い風が吹いた影響で、関東南部で10日昼過ぎ、大気が煙のようにかすむ気象現象「煙霧」が発生した。 気象庁によると、煙霧は、土やちりが巻き上げられ、水平方向に見通せる距離が10キロ未満になる状態をいう。 東京都心は、一時、視界が2キロ未満となった。同庁は「この煙霧は関東地方の土ぼこりによるもので、中国大陸からの黄砂は観測されていない」としている。
【ロンドン=佐藤昌宏】英カトリック教会最高位のキース・オブライエン枢機卿は(74)は25日、スコットランドのセント・アンドリューズ、エディンバラ大司教職を辞任した。 理由は明らかにされていないが、1980年代に複数の司祭らに「不適切な関係」を迫った疑いなどが浮上していた。 オブライエン枢機卿は、ローマ法王ベネディクト16世の後任を選ぶバチカンでの法王選出会議(コンクラーベ)に英国からただ1人、出席する予定だったが、辞任声明で「メディアの注目が次期法王より、私に集まるのは望ましくない」として、出席見送りを表明した。 英国は、16世紀に国王ヘンリー8世がカトリック教会に反発して創設した英国国教会を国教としており、カトリック教徒は全人口の9%前後とされる。
大阪府阪南市の酒造会社「浪花酒造」が、製造・販売する日本酒に実際とは異なる銘柄のラベルを貼って販売していたことがわかった。 安い酒に「大吟醸」などの高級品のラベルを貼っていたほか、「高い酒に安い酒のラベルを貼ることもあった。品切れになった時、商品を確保するため場当たり的にやった」と同酒造は説明。1月以前に製造した商品の自主回収を始める。 同酒造によると、不正表示は大阪国税局の調査で発覚した。自主回収の対象は大吟醸、吟醸酒、純米酒など6種類。在庫がない銘柄の注文があった際、瓶に別の銘柄のラベルを貼って出荷しており、5年前から繰り返していた。こうした不正表示は年間1000本に上っていたという。 また新酒を造る際には、味の調節のため同じ銘柄の古い酒を少し混ぜていたが、足りない時は別の銘柄を混ぜていたという。同酒造は江戸中期の1716年創業。年間20万本を生産し、自主回収対象の6種類はうち3割を占
島根県奥出雲町が昨年夏に公園などに設置したダビデ像とビーナス像が、思わぬ問題を引き起こしている。 町出身者が町に寄贈した大理石製の彫刻で、町は「一流の芸術作品として教育的価値がある」と説明するが、巨大な裸像を目にした町民らは「子どもが怖がる」「教育上ふさわしくない」と町議に苦情。町議会でも取り上げられ、山あいの町で論争が続いている。 像は、ミケランジェロのダビデ像やミロのビーナス像を模してイタリアの著名な彫刻家エンツォ・パスクイニ氏(故人)が制作。台座部分を除いた高さは約5メートル。同町出身の元建築会社社長、若槻一夫さん(広島市)が購入して、故郷への恩返しのために昨年4月、寄贈した。 町は「本物の芸術作品を鑑賞できる。ありがたい」と感謝。美術商や若槻さんの意向に沿いながら設置場所を決定。力強いダビデ像は、スポーツ選手が集まる三成運動公園に。愛と美の女神・ビーナス像は、子どもを見守るよう三成
【北京=牧野田亨】新華社電によると、中国浙江省商工部門は13日、市場で販売されていたフカヒレをサンプル調査したところ、82点のうち、79点がゼラチンを固めた偽物だったと発表した。 業界関係者は「国内で消費されるフカヒレの約4割は偽物」と証言したという。 同電によると、DNA検査で判明した。偽物は厚さが均一で縦にしか筋目が入っておらず、70度のお湯に30分浸すと溶け出した。ほとんどが広東省産で、発がん性のある化学物質などが製造過程で使われていたという。 フカヒレは高級食材として人気がある。中国青年報によると、偽物は1キロ当たり数十元(1元は約14元)で飲食店に販売され、500~1000元の高級料理として客に提供されていた。
音楽ニュース ベートーベンのソナタを弾く K・リフシッツ…演奏は謙虚な姿勢で (1月4日) 13歳から世界中でコンサートを開いてきた早熟のピアニストは、来年で37歳になる。日本でもこれまでバッハからショスタコービッチまで、幅広いレパートリーを披露してきた。(1月4日) [全文へ] 映画評 「駆ける少年」(イラン)…夢へ疾走 満ちる生命力 (1月4日) イランが生んだ異能アミール・ナデリによる1985年の傑作。イラン映画の魅力を世界に広く認識させる先駆となった伝説的な一本だ。(1月4日) [全文へ] 映画評 「もうひとりのシェイクスピア」(英、独)…史実との絶妙な融合 (1月4日) 愛と野望、恨みや嫉妬が入り乱れる宮廷内の権力闘争劇は、まるでシェイクスピア劇を見るかのよう。史実とフィクションが絶妙に融合され、シェイクスピアを知れば知るほど面白い、刺激にあふれた作品だ。(1月4日) [全文
安倍首相は30日のTBSの番組で、今後の原子力発電所建設について、「(東京電力)福島第一原発の事故原因等々を冷静に見極める」とした上で、「新たに作っていく原発は、40年前の古いもの、福島第一原発とは全然、違う(ものにする)。国民的な理解を得ながら新規に作っていくことになるだろう」と述べた。 条件付きながら、新規建設への意欲を初めて示したものだ。 首相は同じ東北の原発であっても東日本大震災の被害の程度に差が出た点を調べる考えも示し、「福島第一原発は津波を受けて電源を確保できなかったが、福島第二原発は対応した。(宮城県の東北電力)女川原発もそうだ」と指摘した。 自民党の衆院選政権公約は今後の原発政策については「10年以内に、将来にわたって持続可能な電源構成のベストミックスを確立する」との表現にとどまっていた。ただ、首相は就任前、新設を認めないとした民主党政権の方針について「もう一度見直していき
原子力規制委員会の専門家会合は東北電力東通原発の敷地内に活断層があることで一致し、同原発は再稼働の見通しが立たなくなった。 青森県東通村の経済の将来に不安が広がるとともに、一度は安全とした国の判断と真逆の結論に向かっていることに関係者からは不満の声が上がった。 東通村の越善靖夫村長は「私は東北電力の活断層ではないという主張を信じている」とした上で、原子力規制委員会の委員が国会同意を経ずに決まったことを指摘。「同意を得てから、調査すべきだ」とぶぜんとした表情で語った。 教育に力を入れる村は、村負担で教員を採用し、小中学校で1クラス25人程度の少人数学級を実施する。原発の再稼働や新設が認められなければ、原子力マネーで支払ってきた人件費などが重くのしかかる。村経営企画課の坂本茂樹課長は「最悪の場合、村独自の取り組みはあきらめざるを得ない」と危機感をにじませる。 原発近くに住む元村議(72)は「出
自民党の安倍総裁は21日、山口市で記者会見し、原子力発電所の新設について、「民主党政権が決めたことは決めたこととして、もう一度見直していきたい」と述べ、原発新設を認めないとした、民主党政権の方針を再検討する考えを示した。 安倍氏は中国電力が建設を計画している上関(かみのせき)原子力発電所(山口県上関町)を巡り、着工を認めないとした民主党政権の方針について問われ、「もう一度、全国においてどう考えていくか良く見直す」と述べた。 自民党は衆院選の政権公約で「10年以内に、将来にわたって持続可能な電源構成のベストミックスを確立する」としている。安倍氏は「大方針の中で、新設についてどう考えるかは検討していきたい」と語った。
日本維新の会代表の橋下徹大阪市長と、太陽の党共同代表の石原慎太郎前東京都知事は17日夕、大阪市内で記者会見し、太陽の党が解党し維新の会に合流することを正式に発表する。 政党名は日本維新の会を維持する。石原氏が代表、橋下氏が副代表に就く方向で調整している。 橋下、石原両氏は記者会見に先立ち、両党幹部を交えて最終協議を行う予定だ。両氏が16日に東京都内で行った会談では、維新の会側が原発や消費税、環太平洋経済連携協定(TPP)などの基本政策を示し、太陽の党側が受け入れた。維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は17日午前の読売テレビの番組で、「石原氏からほぼ満額の回答をもらった。やりたいことを実現できるチームを作りたい」と述べた。 これに関連し、みんなの党の江田幹事長は同じ番組で、「みんなの党は解党はなかなか難しい。なるべく合流に近いやり方で一緒になって信を問う」と述べ、維新の会とは合流せず、小選挙
2010年3月末に閉館した職業体験施設「私のしごと館」(京都府精華町、木津川市)の土地・建物について、所有者の国が、京都府に無償譲渡することがわかった。 譲渡は早ければ来夏の見通しで、府は農業や太陽電池の研究拠点として活用する方針。ただ、同館は雇用保険料収入の581億円を財源に整備されており、国は投じた費用を1円も回収できなくなる。 同館は独立行政法人「雇用・能力開発機構」(廃止)が2003年10月、関西文化学術研究都市にオープン。消防士、西陣織職人など様々な仕事を疑似体験できる施設を設けたが、人形に高額の予算をかけるなどしたため「無駄遣いの象徴」と批判を浴び、運営赤字も続いて、6年半で閉館した。 国は土地建物の売却を目指したが、これまで2度の入札で買い手は付かず、今も年約5000万円の維持管理費がかかっている。同館の早期活用を訴える府は、農業や太陽電池、スマートグリッド(次世代電力網)な
12月16日投開票の東京都知事選は、今月29日の告示まで残り20日を切ったが、立候補を表明した有力候補は9日現在でまだ2人。 出馬が取り沙汰される他の顔ぶれに、表だった動きは見られない。衆院の年内解散がにわかに現実味を帯びてきたことで、衆院選との両にらみの状態になっているためで、独自候補の擁立より、勝ちそうな無所属候補に“ただ乗り”をもくろむ主要政党の思惑も絡み合い、「首都の顔」を選ぶ戦いは混沌(こんとん)としている。 ◆第3極も名乗り 「政局を見ている。都知事も衆院も参院も、どの選挙も確率としてゼロではない」。前宮崎県知事の東国原英夫氏(55)は9日、揺れる心の内をそう語った。前回の都知事選は次点で169万票を獲得。今回も有力候補と目され、「国の統治システムを変え、地方分権を実現したい」とするが、「昨年の知事選とは環境や状況が違う」として政治情勢を慎重に見極める構えだ。 背景にあるのが、
県は30日、自殺防止の施策をまとめた県の「自殺対策総合計画」の名称について、「自殺」という言葉の使用をやめ、来年度から「自死対策総合計画」に改める方針を示した。中身も「自死」の言葉を使う。遺族の感情に配慮したといい、県の文書では今後、可能な限り「自死」に統一する。 この日、松江市で開かれた県自殺総合対策連絡協議会で明らかにした。2007年度に策定した自殺対策総合計画が改訂されるのに合わせて変更する。 「自殺」という言葉を巡っては、「殺す」という文言が含まれ、罪人のようなイメージがあることから、県内の遺族らが「自死」とするよう県に求めていた。新たな計画は13年度から5年間。市民から意見を募るパブリックコメントなどを経て、策定する。 自死遺族自助グループ「しまね分かち合いの会・虹」代表で協議会メンバーの桑原正好さん(62)は「訴えが実りうれしい。自殺という言葉で、多くの遺族が傷ついてきた。同様
来館者の注目を集める白黒まだら模様のウナギ(9月27日、茨城県大洗町のアクアワールド県大洗水族館で)=鍜冶明日翔撮影 かわいい?気持ち悪い?――。 茨城県大洗水族館(茨城県大洗町)に、全身が白黒まだら模様のウナギが2匹持ち込まれ、来館者の注目を集めている。 ともに体長約50センチ、体重約250グラム。同県神栖市の常陸川漁協が9月上旬、静岡県の養鰻場から購入した成魚の中に紛れ込んでいたといい、同漁協が「珍しいウナギが見つかった」と連絡した。 同館によると、色彩が変異したうなぎは養鰻場ではまれに見つかるという。同県那珂市から来た3歳女児は「牛さんみたい」と不思議そうに眺めていた。今月中旬まで展示する。
東京都日野市の多摩動物公園で飼育していた絶滅危惧種のユキヒョウ「マユ」(メス、13歳)が14日、展示場と寝小屋との間の油圧扉に頭を挟まれて死んだ。 マユは1999年に同公園で生まれ、昨年5月、子ども3頭を産んだ。昨年末現在、ユキヒョウは国内では動物園など9か所で計24頭が飼育されていた。 東京都などの発表によると、同日午後4時半頃、飼育係がマユの子ども3頭を先に寝小屋に入れ、油圧扉を下降させ始めたところ、マユが突進し、頭を扉と地面の間に挟まれた。飼育係はすぐに扉を上昇させたが間に合わなかったという。
東京都と千葉県の境を流れる江戸川の渡し舟「矢切の渡し」の運賃が10月から値上げされ、中学生以上は倍の片道200円、4歳~小学生は同100円になる。 利用客減少に伴うもので値上げは33年ぶり。 矢切の渡しは、東京・柴又と千葉県松戸市下矢切を約5分間で結ぶ江戸川で唯一残る手こぎの渡し舟(乗客定員30人)。同名の歌謡曲が大ヒットした。 松戸市によると、1996年の利用客は約20万人いたが、2011年は約8万人に減少。今年は東京スカイツリー効果が期待されたが、1~6月の利用客は4万5880人にとどまった。渡し舟を運航する矢切渡船社長で船頭の杉浦勉さん(55)は「これまで消費税や諸経費の値上げにも負けないで頑張ってきたが、今年は猛暑でお年寄りの客も減った。値上げせざるを得ない」と話した。
21日告示された秋田県大潟村議選(定数12、26日投開票)で、立候補した15人が、選挙カーから支持を訴えることを自粛する“紳士協定”を結び、異例の選挙戦を繰り広げた。 食糧増産を目的に八郎潟を干拓して誕生した村は、職住分離の街づくりで住宅が中心部に集中。選挙カーが頻繁に行き来し、「音がうるさい」という住民の声に配慮したという。 大潟村は1964年に創設。大部分を農地が占め、村民約3300人の約1090世帯が、役場など公共施設を配した「総合中心地」に集中している。そのため、過去の村議選で「寝ている子供が起きる」「生活に支障をきたす」といった声が上がっていたという。 候補の一人は、住宅地の空き地で演説を終えると乗用車に乗り込んだが、移動中の拡声機による訴えはなし。「選挙カーを使わないで、どう訴えていけばいいか手探り状態。街頭演説をしていくしかない」と話した。別の候補者は「はがきなどの選挙公報で
仙台市の私立高校の男子生徒(16)が、同級生からたばこの火を腕に押しつけられる「根性焼き」などのいじめを受けたとして仙台東署に被害届を出した問題で、生徒が通う学校の教頭は7日、読売新聞の取材に応じ、「いじめの可能性を否定せず再調査する」と話した。 「他の生徒に動揺を与える」として生徒側に求めていた自主退学は保留扱いとした。 学校の説明では、生徒の保護者からいじめの相談を受け、7月中旬に校内に調査委員会を設置。いじめたとされる生徒に話を聞いたところ、被害生徒が自分でたばこの火を腕に押しつけたなどと説明を受けた。被害生徒も自分から頼んだと説明したとして、やけどは「自傷行為」、または「合意による」と認識したという。 その後、被害生徒が、やけどはいじめによるものと申し出たため、学校側は他の生徒から話を聞くなどしたが、いじめとは認めず、生徒側に今月6日までに自主退学するよう求めたという。学校側は、自
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