大槌町 国に土地買い上げ要望へ 4月21日 21時11分 今回の大震災で、市街地の大半が壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町は、浸水した土地を再び利用できる状態に戻すには、町の財政では厳しいとして、国が土地を一時的に買い上げ、町とともに復興を進めるよう要望する方針を決めました。 岩手県大槌町は、市街地の大半が壊滅的な被害を受け、677人が死亡したほか、1000人余りが行方不明になっています。町役場も130人余りいた職員のうち、町長が死亡したほか、4分の1に当たる34人が死亡したり、行方不明になったりして機能が大きく損なわれました。こうした状況のなか、大槌町は、震災で海水をかぶったり、地盤沈下したりした土地を整備して、再び利用できる状態に戻すには、町の財政では厳しいとして、被害を受けた土地を国が一時的に買い上げ、町とともに復興を進めるよう要望する方針を決めました。被災地の自治体が、浸水した土地の