ロンドンの乗合馬車(1890年ごろ) 乗合馬車(のりあいばしゃ)は、不特定多数の客を乗せ、一定の路線を時刻表にしたがって運行される馬車である。今日の路線バスの起源となった公共交通機関であり、辻馬車(タクシーの起源)とは区別される。また都市間などの長距離で運行されるものは駅馬車と呼ばれる。ここでは都市内の短距離で運行される乗合馬車について記述する。 フランス語ではオムニビュス、英語ではオムニバス(共に omnibus)と呼ばれ、後の「バス」の語源となった。 乗合馬車を路面に敷かれた軌道上を走行するようにしたものが馬車軌道であり、後には路面電車となった。 起源[編集] 世界初の乗合馬車は1662年にブレーズ・パスカルによってフランスのパリで導入された5ソルの馬車である。これは定員8人の馬車を使い、一定の路線をあらかじめ定められた時刻表にしたがって運行された。しかし1677年には辻馬車との競合や
![乗合馬車 - Wikipedia](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c173b37b48ff6d85d5073a0c868b4dea942d1d16/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2F8%2F80%2FHorse_Bus_in_Trafalgar_Square.jpg)