JTBは28日、2010年の出張などを含む1泊以上の日本人の延べ旅行人数が前年推計と比べ0・7%増の3億680万人となり、02年以来8年ぶりに前年を上回るとの予測を発表した。 「ゴールデンウイークが休みの取り方によっては11連休になることや円高傾向が続くとみられる」ことが追い風になるという。海外旅行が8・9%増の1680万人、国内旅行は0・3%増の2億9千万人と予想している。 海外旅行は、中国などアジアへの出張需要の回復や、上海万博開催なども貢献するという。ただ、不況の影響で「安・近・短」型の旅行も広がっており、海外旅行の平均消費額は1・6%減の25万5千円、国内旅行が1・4%減の3万1500円にとどまるとみる。