68年の性革命。その後80年代に絶頂を迎えた 恋愛至上主義。これらの夢が潰えた地点が、あの 高原のコテージだったとは。 社会不正や差別について少しでも真面目に考えた 経験のある者たちは、同じ壁へ突き当たってた。 そもそもは女を、消費財として交換することから 始まってるわけだからして、王さまの首を切った ところで、根源的な解決には繋がりそうにない。 世界を換えるにはまず、意識を変革せねばならず そのための最も適切でかつ平和的、皆から賛同を 得れそうな手段こそが、家族制度のリモデリング だったのである。 男女は平等とされ、互いの合意をもって結びつく。 とはいうもののこれは、平等を得るために自由と 勝手に任せるという、逆説を孕んだイデオロギー であって、サブプライムと同じ問題点を抱えてた。 1)家を持てない貧乏人を、この世からなくそう。 これが証券化バブルの建て前だった。 愛情というルールは、万