ひとつ前の記事でアラン・パトリコフが最近の米国のIPO市場の在り方、ベンチャー・キャピタルの在り方を嘆いているという記事を紹介しました。 これに対する反論も当然あります。 その反論を展開しているのはフレッド・ウィルソンです。 フレッド・ウィルソンの考え方はそもそも株式公開というのは公開企業としての責務に耐えられるだけの品質を堅持した、選りすぐりの一握りの企業だけに与えられるべきチャンスであり、敷居は高くあるべきだというものです。 セカンダリー・プライベート市場を利用すればよいというものです。 ウィルソンのこうした考え方はドットコム・バブル時代の粗製乱造への反省がベースになっているものと推察されます。 しかしその一方でウィルソンはパトリコフの主張を全部退けているわけではなく、その主張に一部同調する部分もあるとしています。 具体的にはFacebook、Zynga、Twitter、Groupon