私は大学で教えているので、学生に「先生」と呼ばれるのはかまわないが、それ以外の人に先生と呼ばれるのは違和感がある。これは誰でも同じらしく、RIETIでは「先生は禁止」というルールをつくった。東大には「自分が教わった教師以外は先生と呼んではならない」という「根岸ルール」があるそうだ。 特に不愉快なのは、官僚が日常会話にもすべて「先生」をつけることだ。これは政治家と同じで、言外に「お前は祭り上げておくが、決めるのはこっちだ」という軽蔑のニュアンスを感じる。このごろは外人も「先生」をつけるようになった。昔は「さん」だったのだが、どうも日本の事情にくわしくなると、政治家とか教師とか弁護士とか医者とか、社会から馬鹿にされつつ形式的に尊敬されている商売につける敬称であることを理解するらしい。 企業の中では「課長」「部長」というように肩書きで呼ぶのが日本のマナーだが、これも外人がみると奇異に映るよう
人気ダンスボーカルユニット「EXILE」のメンバー数が急激に上昇、このまま放置しておけば2038年には世界人口を抜き去る─そんなセンセーショナルな説が、いま巷間でまことしやかに語られている。国際社会も一致団結し「低EXILE社会をめざせ」と取り組んでいる。しかし、ここにきてそんな主張に真っ向から反旗を翻す論客が現れた。中部大学の武田邦彦氏だ。 武田氏は、まずEXILE問題の土台となる「EXILEは増え続けている」という根本的な部分から否定する。 「EXILEは増えていない」 というのだ。確かに、ここ数ヶ月のあいだにEXILEの人数は7人から14人に増えた。だが、EXILEが将来的にも倍々ゲームで増えつづけるというのは早計だ。短期的な人数変動の観測データをもとにした不確実な予測にすぎない。EXILEは、ZOO期には11人(タモリ含む)という大所帯だったものがいったんゼロにまで減り、最終的に7
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く