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ブックマーク / schutsengel.blog.ss-blog.jp (9)

  • 紋切型による(一種の)自己存在否定について:Chromeplated Rat

    九州大学の古賀徹准教授の非科学的な非科学狩りと云うエントリを読んだ。 先に言い訳しておくと、ちょっと感情的になりそうなのであまり親切に、丁寧に書けないと思う。 科学的に効果が証明されていない物質を摂取することで、より適切な手段がとられないなど、別の害が生じる可能性は存在する。しかしそれは、二つの手段のうちどれが可能性としてより適切かという比較の問題である。前者より効果的だと予測される手段があるのにそれが採用されていないという批判なら分かるが、前者が「非科学的」だからその手段をとるべきでないという批判は、多くの場合それ自体非科学的だといえよう。このひとは、ではどうすれば二つの手段のうちどれが可能性としてより適切かという比較の基準を共有可能にすることができる、と考えているのだろう。「非科学的」だからその手段をとるべきでないと云う基準を置くことは、まさに個人的な経験の範囲を超えて共有することので

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    chochonmage 2011/09/04
    私は「科学の観点から一刀両断」が必ずしも悪いとは思わない。PCにお茶をまるまるこぼさないようにするのも車に突っ込んで行かないのも全て科学的な判断。私はその2つをしたことがないから経験的判断はできない。
  • 係累:Chromeplated Rat

    ニューエイジやある種の市民運動がニセ科学やある種の代替医療と親和性が高い、と云うのは、この問題に一定以上の期間コミットしている論者ならなんとなく実感している部分かと思う。ついでに陰謀論もセットになってたりしますね(そう云えば3月13日には、きくちゆみ vs. 菊池誠のガチ討論が期待される911事件を検証する公開討論会も予定されているのだった。ぼくとしてはきくまこができるだけ小綺麗にして討論に臨んでくれることを希望するのみ)。 どうもなんかそう云う言説がちょっと目につくなぁ、みたいに思っていたら、てんつくマンとか云う元お笑い芸人が、そのあたりに触れたメールマガジンを配信していたみたい。内容はメールマガジン配信サイトのバックナンバー、てんつくラブレター~衝撃的な情報の巻~とてんつくラブレター~医療改革パート2のネタの巻~でその内容が読める。 このてんつくマンって云うのは典型的な「善意と熱意があ

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    chochonmage 2011/02/05
    いつもの風体で「うちのグループの仕業」と言えば説得力抜群で、きくちゆみ完全ノックアウトでね?
  • ゆるがせにすべきではないこと(「科学との正しい付き合い方」内田麻理香):Chromeplated Rat

    でも、ネット上でいくつかの書評を見て、ちょっと思い直した。 この来の対象読者は、たぶんぼくみたいな人間なんだろうな、と思ったので。 ニセ科学に関する議論のはじっこのほうでそこそこのあいだうろうろしているにも関わらず、ぼくぐらい「科学」と云うものに対する理解を欠いている人間もそうはいないだろう(もうこれは認めてしまえば能力的な問題で、そこには忸怩たるものがないわけでもないのだけれど)。書でも主要なテーマとして掲げられている「科学リテラシー」と云うものについても、いまだそれがどんなものを指すのか、と云うことについて明瞭な理解を持っていない(ついでに云うと、あまりそこにはっきりした共通理解が生じていると思えないような場で、このことばが一種の紋切型として使われているように感じられる現状に対する違和感もまだ払拭できていない)。 でまぁ、目次を開いてみる。初級編、中級編、上級編に分かれている。

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    chochonmage 2010/05/05
    『科学を、比喩と云う物語に寄り添わせようとするもの』←うまい。
  • 脆弱さ:Chromeplated Rat

    yoseiさんの科学的エビデンスと云うエントリを読んだ。 針灸をして症状がなくなるのはよくあること。さらには癌が消えたり、腫瘍マーカーの数値が低くなることも臨床ではみられる。 その証拠? その症状がなくなった人が生きた証ではないのだろうか?(改行位置を変更、リンクを取り去るなどで整形しています。以降同様) 鍼灸によって症状がなくならない場合も、同様にあるだろう。その場合、なくならなかったひとは、鍼灸に効果がない、と云うことについての生きた証と云うことになるのでは。いや、揚げ足をとってるんじゃなくて、素直に。 さらには「リコネクション」では痛みが消えたり、立てなかった人が立てたり、病気が消えるということもよく起こる。 これもその人が生きた証。これも同様。 立てなかった人が立てたり、病気が消えるということが起きなかった場合、どのように責任を取るのか。もらったお金を返して終わり、なのだろうか

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    chochonmage 2010/02/16
    同感。医療関係者は誠実であればあるほど、「確率の高い」治療を患者に施したいと思う(そのためのエビデンスだろう)のではないか。代替医療者のお気楽さとは比べ物にならないと思うのだが。
  • 「自己責任」と「他者に対する責任」:Chromeplated Rat

    ホメオパスでいらっしゃるらしいlotusさんのマスク嫌いになりましたと云うエントリを読んだ。 簡単な予防だからだとは分かっていますが、そんなに必要なんだろうか?マスクそのものには予防としての意味合いはあまりなくて(だからその意味ではそれほど必要と云うものではなくて)、むしろ感染している人間がさらに感染を広げないために用いるもの、と認識している。インフルエンザはおもに飛沫感染だし、風邪も同様の感染ルートを辿るので。 昨今マスク姿で人前に出る、と云う行動は「インフルエンザに留意しています」と云うことを示すためのジェスチュアとしてのニュアンスがつよくなっていて、なんか「空気を読んでマスクをする」ひとが増えているなぁ、みたいに感じていたりはするので、その辺りに対する不快感は理解できなくもないのだけれど。 ちなみにぼくはいまのところ、外出時にマスクはしていない。幸運にも去年から、インフルエンザにも風

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    chochonmage 2009/12/25
    ホメオパスの方は真面目に返答なさっていて好感がもてるが、『選択肢はたくさんあった方がよくないですか?』ってアホのブッシュ氏の『ID論も科学の授業で教えた方が子供に選択肢が増えてよろしい』と似てるな。
  • 「特別な言葉」:Chromeplated Rat

    勝氏近辺の言説に触れていてどうしても気になっていた部分があって、それをHitomi-MaZendaさんの言霊の国 ・ 日 ♪と云うエントリを読んで思い出した。 水を入れたボトルに「ありがとう」という文字を貼っておくと、その 水は美しい結晶になるのに、「ばかやろう」「ムカつく」などの汚い マイナスの言葉を書いて貼っておくと、結晶が跡形もなく消えて、 見るも無残になります。 これを見た人は、「人間の体の6割は水でできているんだから、プラス の言葉、美しい言葉を話そう」と誰もが感じると思います。(フォント指定系のタグを除去して整形しています。以下の引用部分も同様) まぁこの辺はだいたい江氏の主張を肯定的に受け止めるかたに一般的に見られる(と云うか判で押したように異口同音に表明する)内容で。「ポエムでファンタジー」と人が云っている「水の結晶実験」の結果を事実であると受け止めたうえで、「か

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    chochonmage 2009/11/05
    なんか水伝解釈の最悪例のような気がする。
  • 「科学リテラシー」と云うことば:Chromeplated Rat

    filinionさんの当に一般人に科学常識は必要なのか。と云うエントリが最近のこの種の話題の嚆矢、と云うことになるのかなとか思っているのだけれど、科学リテラシー、と云うことに関して書かれたいくつかのエントリを読んだ。 で、思ったこと。 科学リテラシー。直訳すると「科学に関することがらについての読み書き能力」。 正直、このことばがどんなものを示しているのかはぼくにはよくわからない。「ある」「ない」と云うような軸を立てた評価が可能なものなのかどうか、と云う1点においてさえ。 科学的なことがらに触れたときにその内容を理解する能力、と云うことだとすれば、それは単純に科学的な素養とかそう云うものを示す、と云うように受け取れてしまう。で、素養、と云い換えられうるものだとすれば、それは日常的に「ある」「ない」で語られるものでもあり、逆に実際には「ある」「ない」で(正確には)語りえない、と云うようなもの

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    chochonmage 2009/10/05
    ”科学と云うメソッドは、その結論が共有可能である、と云う1点において重要であること” 深く同意なのだが、それでさえ相対化したがる輩もいる。
  • 「科学教」:Chromeplated Rat

    syokunin-2008さんの新興カルト宗教化した『ニセ科学批判』と云うエントリを読んだ。 この混乱がブッシュの二元論に近い『ニセ科学は悪』などと言う単純な道徳を振りかざす非科学的な『ニセ科学批判』のような新興カルト宗教が生まれる要因ともなっている。 このカルト集団は自分たちでは決して宗教であるとは思っておらず化学的であると信じているので、外からの一切の批判は受け付けない。 こと批判を一切受け付けないという『特徴』は正にカルトならではの特色であるが特にニセ科学批判には顕著に見受けられる。困った事です。なんだか循環した記述なので意味をちゃんと取ることが難しいのだけれど(外からの一切の批判は受け付けないから新興カルト宗教なのか、新興カルト宗教だから外からの一切の批判は受け付けないのかわからない)、それはまぁ措くとして、まず批判を受け付ける、と云うのが誰に対するどんな批判に対してどのような行動

    chochonmage
    chochonmage 2009/04/02
    俺あんまり言えないんだけど、スルーが正解だったような。
  • Chromeplated Rat

    いや、人間の引っ越しじゃなくて、ブログの。 前々からSo-netブログの時流に遅れた技術について、どうかな、と思っていて。ここはそれなりに(ぼくとしては満足すべき水準の)支持をいただいていた時期もあって、まぁ愛着もなくはなかったんだけど、今般引っ越しを決意しました。 引越し先はこちらになります。 Chromeplated Rat 記事は基的に移植してありますが、さまざまリンクをいただいている部分(そして自分でリンクをしている部分)があるので、こちらは閉鎖せず残しておきます。 トラックバック機能がない、コメントが使いづらそう、みたいな印象ではてなブログにはちょっと抵抗があったんだけど、もうそのあたりでブログにおけるコミュニケーションを取る時代とは少し違ってきてるのかなぁ、みたいに思ったのもありました。 みなさま、引き続きよろしくお願いいたします。

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