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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (35)

  • 東京大学には入ったけれど・・・ああ無常 人生の失敗を始める頭の“良すぎる”学生たち | JBpress (ジェイビープレス)

    世の中で「高学歴」とされる学生たちを見ていて思うことがあります。「正解のない問題」にぶち当たったとき、必ずしも答えを出すのが得意でない、という人を見かけるのです。 ある東大生のケース 東大教養学部で全学必修の授業を受け持っていた頃の話です。僕は頻繁に学生アンケートの類を取るのですが、その中で 「伊東教官は大変に怠惰な授業をする」という意見がありました。 僕が講義の準備などに一定以上時間や手間をかけるのは周知のことで、その授業もティーチングアシスタントたちと進めていたのですが、あまりに重症な病の回答でスタッフ一同「へぇ」と感心するやらあきれるやら。どんな回答かというと 「そもそも、授業というのは、教師が黒板に一つひとつ、問題と模範解答を板書するのが正しいのである・・・」 あたりに始まって、この子が経験してきた、主としてペーパーテストで○がつく受験勉強の1つのタイプを絶対化する趣旨のものでした

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  • 「若者切捨て」に合意した民主、自民、公明 社説:消費増税と原発再稼働の茶番を許すな | JBpress (ジェイビープレス)

    消費増税への今国会のやり方は国民を愚弄し尽くしている。民主、自民、公明の3党で何を合意したのか、彼らが合意の駆け引きに使ったどうでもいい細かいことをすべて剥ぎ取ると真実が見えてくる。 つまり、次の衆院選でこの3党のうち、どの党が政権を取っても権力者として消費増税の恩恵に浴せるということである。机上の計算によれば13兆円もの新たな税金を権力者の判断で“ばらまける”。しかも、「国民の信任を得た」という大義名分までついて。 7兆円以上の払いすぎ年金を減額する気は全くなし これを国民を愚弄する談合と呼ばずして何と呼ぶのか。国民生活など彼らの眼中には全くないのだろう。自分たちが権力の椅子取りゲームで有利になればいいだけだ。 例えばデフレが続いているために、国は年金などの社会保障費を必要以上に払い続けている。その額は昨年末の段階で7兆円にも及ぶと厚生労働省が試算している。 このままのデフレが続けばイン

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  • ユーロ危機:スペインを救う方法

    (英エコノミスト誌 2012年6月2日号) スペインを救うには、財政赤字の削減ではなく、銀行の立て直しに焦点を合わせるべきだ。 ユーロの未来を左右するのは、短期的にはギリシャの政治かもしれない。しかし、この単一通貨に最大の難題を突き付けているのはスペインだ。ユーロ圏で第4の経済規模を持つスペインは、深刻化する景気後退、溺れかけている銀行、急騰する借り入れコストという絶望的な悪循環に陥っている。 スペインの企業と銀行は、外国の資金をほとんど受けられなくなっている。5月30日には、10年物国債の利回りが6.6%を超え、ギリシャとアイルランド、ポルトガルが救済を要請せざるを得なくなった時の水準に迫った。 スペイン政府が、問題を抱える貯蓄銀行バンキアの国有化に失敗してから、国内の預金者は神経質になっている。取り付け騒ぎが発生する可能性は十分ある。6月17日に再選挙を控えるギリシャが、近い将来ユーロ

  • 政権末期、繰り返される韓国大統領側近逮捕劇 元実力次官、ポスコ会長人事介入説も | JBpress (ジェイビープレス)

    2012年12月には韓国で5年に1度の大統領選挙が実施される。国内ニュースも政治一色だが、同時に現政権の「実力者」たちが相次いで逮捕されている。5年の1度の大粛清も始まったのだ。 2012年5月7日、韓国の大検察庁(最高検察)中央捜査部は、朴永俊(パク・ヨンジュン)元知識経済部第2次官(51)を逮捕した。ソウルのトラックターミナルの再開発事業に絡んで、許認可の請託の対価として1億7000万ウォン(1円=14ウォン)を受け取った斡旋収賄の容疑だ。 同じ事件で4月30日には、崔時仲(チェ・シジュン)前放送通信委員長(閣僚=74)も逮捕されている。 李明博大統領の兄の後押しで現政権で力を振るった2人 崔時仲氏は、放送通信委員長として現政権の大きな課題だった総合編成チャンネルというテレビ局の選定を手がけた。メディア業界に大きな影響力を持つ実力者だった。 朴元次官は、猛烈な仕事振りで李大統領の信任を

    政権末期、繰り返される韓国大統領側近逮捕劇 元実力次官、ポスコ会長人事介入説も | JBpress (ジェイビープレス)
  • カロリーゼロ飲料は、肥満とウツを誘発する 郷に入っても郷に従わず | JBpress (ジェイビープレス)

    MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 今回は、人工甘味料と肥満や糖尿病などの関係について最新情報をお伝えしたいと思います。人工甘味料って、どんなものがあるかご存知ですか? サッカリンが一番古い人工甘味料で、1879年にジョンズ・ホプキンス大学の化学者コンスタンティン・ファールバーグ博士によって発見されました。 サッカリンは砂糖より300倍も甘みがあるのですが、苦味も強く、1937年にイリノイ大学のマイケル・スウエダ博士によりサイクラミン酸が発見され、苦味も改善しました。 その後、アスパルテーム, アセスルファムカリウム、スクラロース, ネオテームと、続々と新しい人工甘味料が発見され、味も随分改善しました。 発見当初、人工甘味料は『糖分摂取制限の必要な人のみ使用』とされていました。ところが、現在は人工甘味料の急速な普及のため、多くのひとが手軽に摂取しています。 ところで、みなさんに質問で

    カロリーゼロ飲料は、肥満とウツを誘発する 郷に入っても郷に従わず | JBpress (ジェイビープレス)
  • アップル製品の中国工場、過酷な労働実態明らかに 米国の労働監視団体が調査報告書を公開 | JBpress (ジェイビープレス)

    これは、中国における製造請負工場の実態を徹底的に調べるという、かつてない大規模な試み。その結果、極端な超過労働や、残業代の不払い、安全・衛生上の問題など、劣悪な労働環境が明らかになったと報告している。 調査対象となったのは、中国・富士康科技(フォックスコン)の3つの工場。同社は台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が傘下に抱えるEMS(電子製品製造受託サービス)大手だ。 アップルの最大のサプライヤーで、アイフォーン(iPhone)やアイパッド(iPad)、アイポッド(iPod)、マック(マッキントッシュ)パソコンを組み立てている。 富士康科技の工場では、2010年から2011年にかけて若い工員の自殺が相次いだり、爆発事故で工員が死亡したりした。今年は工員が集団自殺を示唆するという騒動もあるなど、その労働環境やアップルの管理体制などを巡って米国の人権擁護団体などが抗議している。 こうした状況を受け、

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  • 製造業:安い中国の終焉

    (英エコノミスト誌 2012年3月10日号) 急上昇する中国人の賃金は、世界の製造業にとってどんな意味があるのか? 香港からフェリーに乗り、中国を世界の工場たらしめている地域にある深センへ渡ると、「時間就是金銭、効率就是生命(時は金なり、効率は命なり)」と書かれた巨大な看板が迎えてくれる。 中国は世界最大の製造大国だ。テレビ、スマートフォン、鋼管その他、足の上に落とせるような諸々の財で、中国の生産高は2010年に米国のそれを抜いた。現在、世界の製造業の2割を中国が占めている。中国の工場は極めて大量かつ安価にモノを生産したため、多くの貿易相手国のインフレを抑制してきた。しかし、安い中国の時代は終わりに近付いているのかもしれない。 歴史的に工場が集積してきた沿岸部の省を皮切りに、コストが急騰している。地価の上昇や環境と安全性の規制強化、税率引き上げも原因の一端を担ってきた。しかし、最大の要因は

  • 「焼肉」は日本で独自に発展した料理だった 調理法も器具も日本オリジナル | JBpress (ジェイビープレス)

    焼肉のルーツといえば、朝鮮半島に決まっているじゃないかと誰もが思うだろう。なのになぜ改めて取り上げるのか、という声が聞こえてきそうだ。 私もこの連載を始めるまでは、焼肉のルーツに関心を持ったことはなかった。だが、この連載を始め、定期的に図書館に通い、文化の書棚の前を頻繁に行き来するようになってから、ふと気づいたのである。 焼肉をテーマにしたがけっこうあるんだな、と。 考えてみれば、焼肉と韓国料理とはずいぶん違う。韓国料理の初体験がいつだったか、今となっては正確に思い出せないのだが、おそらくソウルオリンピック(1988年)からしばらく経った1990年代前半だったのではないか。 ソウルオリンピックを機に新大久保のコリアンタウンがメディアで大きく取り上げられ、骨付きカルビや豚の三枚肉を焼くサムギョプサルなど、「場」を謳った料理が次々と紹介された。脂身たっぷりの肉の塊。辛みと甘みが利いたパン

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  • 裏技を知らなければ大損、安く便利な航空券購入術 オープンジョーの活用~海外旅行を10倍楽しむ法(5) | JBpress (ジェイビープレス)

    「安く便利な航空券を入手する」ことには、私自身もかなりこだわっていて、出張前にパソコンに向かってウェブサイトの時刻表やチケット情報を複数同時に眺めつつ、あれこれ考えるのが常だ。 「うーん、香港からの便は、朝早くかあるいは深夜便しかないな、困った・・・」 「いやちょっと待てよ! 前日の晩は香港ではなく、マカオに泊まればどうだ? やっぱり!」 「次の日ちょうどいい時間のフライトがある。マカオはホテル代も安いから、香港からのフェリー代を考えてもお釣りがくる!」 「広州~深セン間に新しく開通した高速鉄道を使うのはどうだ? 35分で行けるぞ!」 などと、最適解を発見してはちょっぴり悦に入るのが、海外出張前の私にとって、ある種の“儀式”のようになっている。 人は西村京太郎だと思っているのだが、周りには“ちょっとインターナショナルな鉄ちゃん”にしか映っていないようなのが残念だ。 さて、論に戻るが、「

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  • 村田メールと旧内務省 | JBpress (ジェイビープレス)

    MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 南相馬市に副市長として総務省から出向している村田崇氏(37歳)から、坪倉正治医師(29歳)に送られたメールが問題になっています。坪倉医師は6年目の若手医師で、東京大学医科学研究所の大学院生です。 震災後、4月より相双地区に入り、5月より、南相馬市立総合病院の非常勤医師として、ホールボディカウンター(WBC)による内部被曝の検査、幼児の内部被曝を調べるための尿のセシウム検査(体が小さすぎるとWBCが使えない)、検診、被曝についての健康相談、さらには除染にまで関わってきました。 南相馬市立総合病院の医師の中では、被曝について、最も詳しい専門知識を有しています。 坪倉医師はWBCや尿のセシウム検査の技術的問題についての知識を深めるために、東京大学理学部物理学科の早野龍五教授を訪問しました。ここで、早野教授から南相馬市の桜井勝延市長に対し、早野教授側の費用

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  • 欧州の銀行:いよいよ厳しくなる資金調達

    (英エコノミスト誌 2011年12月3日号) 問題を抱えた欧州の銀行は資金が不足しつつある。 普通なら、1ペニーを貸し出す前に顧客を丹念に調べるのが銀行だ。だが、欧州では今、投資家や企業、預金者がお金を貸し出す前に、厳密な調査を受けるのが銀行だ。投資家のストに見舞われ、銀行は新規融資を中断し、可能なものをすべて売却したり、担保にしたりしている。 投資家のストがすぐに終わらなければ、欧州は信用収縮に陥る恐れがある。最悪の場合、銀行の取り付け騒ぎや破綻が起きるかもしれない。 銀行債券市場に見る静かな取り付け騒ぎ ある意味では、ゆっくりとした銀行取り付け騒ぎは、銀行債券の市場で既に起きている。この市場はもっと満ち足りた時期なら、長期の安定した資金を供給し、金融当局者が夜ぐっすりと眠れる状況を生み出す。 7月以降、欧州の銀行にとっては、こうした銀行債市場がほぼ完全に凍結されてしまった。 債券の発行

  • 喧嘩上等のカメラ店が「ど素人」に教わった商売の極意 | JBpress (ジェイビープレス)

    店員がカウンターの上に数台の一眼レフカメラを並べて説明を続けている。 店員の話を聞いているのは、2歳ぐらいの小さな子供を連れたお母さんとおばあちゃんである。店員は手振り身振りを交えてカメラを操作してみせ、時にはお母さんにファインダーを覗かせたりしながら、使い方を説明している。 お母さんとおばあちゃんは、カメラに関してずぶの素人のようだ。きょとんとした顔をして説明を聞いているが、当に分かっているのだろうか。見ていてこちらが心配になってくる。 もしも業務効率化のコンサルタントがこの店を見たら、「なんと非効率的なのか」と顔をしかめるに違いない。 買うのか買わないのか分からないような相手に、なぜそんなに時間をかけて対応しているのか。相手は素人なんだから、うまく説得してさっさと買わせるか、適当なところで話を切り上げてしまえばいいではないか。 それだけではない。店内を見渡すと、客が写真をプリントする

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  • 円高を甘受することを学び始めた日本

    スイス国立銀行(SNB)がスイスフラン高を阻止する対策でディーラーたちを驚かせた後、7日の為替市場では、関心が日に移った。日銀は財務省の指示を受け、同じように円高抑制策を取るだろうか、と。 日銀は動かなかった。2日間にわたる定例の金融政策決定会合を終えた時点で、日銀は8月4日に採用した金融政策スタンス(市場の実効金利を低下させるために国債などの資産買い入れ策の規模を増額した)を維持した。 「SNBが断固たる措置を取ったことを受け、市場関係者は財務省が何か策を講じると期待していた」。野村証券のチーフ為替ストラテジスト、池田雄之輔氏はこう語り、日銀の全会一致の決定から数分後には円の対ドルレートが1ドル=77.39円から77.07円に上昇したと指摘する。 「通常、政策を据え置くという発表の後は、円ドル相場は変わらないものだ」 円の実質実効レートは高くない 日政府は主に2つの理由から、スイスの

  • ソ連と連合国が創ったドイツの名物料理 ベルリン封鎖と大空輸作戦がもたらしたもの | JBpress (ジェイビープレス)

    まず、べ物が分からなければ話が始まりませんので、ベルリンのカレーソーセージについてご説明しましょう。 ちょうどお好み焼きを焼くような、平たい鉄板に油を1センチくらい張ったところに、ソーセージを並べて、焼くというよりは揚げる感じで火を通します。 表面がパリパリして香ばしく焼き上がるわけです。 で、これを紙などの皿に上げ、カレー粉を一振り。次いで、けっこう「これでもか!」というほど、ケチャップのようなトマトソースをかけます。 日人の感覚からは明らかに多すぎるケチャップですが、実は結構量がべられるよう、味付けは薄く工夫されています。 その上から最後にもう一振り、カレー粉をかけて出来上がり。これがベルリン名物カレーヴルストというもので、べつけてしまうと、なんとなく時々べたいような気もしますが、率直に、頬っぺたが落ちるほど美味しいというものではないと思います。 ところがこれ、マクドナルド

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  • 海外投資家が密かに狙う日本の「有望」セクター 意外な「ハイテク」商品は日本の独擅場だった | JBpress (ジェイビープレス)

    トヨタ自動車の世界規模でのリコール問題、韓国勢の後塵を拝し続ける薄型テレビ・・・。このところ、世界市場での日の製造業の競争力減退をうかがわせるニュースがかまびすしい。 日の主要企業の株価も、上値の重い状態が続いている。世界ベースで株式運用する投資家の関心も低い。 だが、ある日のセクターが「有望」として一部の投資家の熱視線を集めていることは、あまり知られていない。その業種は、日人が当たり前すぎる存在として見過ごしてきた分野、コメに関係している。 建設機械の次は農業機械 ブラジル、ロシア、インド、中国の「BRICs」と呼ばれる新興国の急激な経済成長が世界的に注目を集め始めたのは、2000年代初頭だった。実際、BRICs諸国は豊富な資源を武器にして、先進諸国の停滞をよそ眼に右肩上がりの成長を達成した。 こうした時期、日の株式市場で注目を集めたセクターが建設機械だった。ロシアの鉱山開発、

    海外投資家が密かに狙う日本の「有望」セクター 意外な「ハイテク」商品は日本の独擅場だった | JBpress (ジェイビープレス)