かつては街の台所として活気のあった本部町営市場だが、建物の老朽化や耐震性が基準を下回り、「構造上危険な状態にある建物」と判断されたこともあり、取り壊すことを決めた。町は今後、関係課でつくるプロジェクトチームで跡地利用の内容と、入居店舗へどのような支援ができるか検討を進める。 全国的に戦後にぎわった市場や商店街が老朽化や衰退する地域が増えている。その要因の一つとして、郊外に大駐車場を確保し、肉、魚、野菜、豆腐、雑貨、日常用品などをまとめて購入可能な大型店進出の影響も大きいと考えられる。今回の取り壊しは良い機会と考え、新たな魅力ある市場(商業施設)を検討してみてはどうだろうか。 大手コーヒーチェーンは「サードプレス(第三の場所)」として、リピーターづくりをしている。新たな本部町営市場も「息抜きの場」として、これまでの店舗以外に地元や観光客も立ち寄るようなコミュニティー広場、24時間営業のコワー