【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリン市ミッテ区の公有地に9月末、韓国系団体が1年の期限で設置した従軍慰安婦の被害を象徴する少女像について、区議会は1日、永続的な設置に向けた方策を区に求める決議案を賛成多数で採択した。区が今後、永続的な設置に踏み切る可能性もある。日本政府が求めた像の撤去は不透明になった。 像の台座には「性奴隷」など日本の主張と異なる内容が記されている。区は10月にいったん撤去を決めたが、設置したベルリンの市民団体、コリア協議会が「日本が政治的圧力をかけた」と反発。区に異議を申し立て、区は設置を当面認めると表明した。