「神道政治連盟国会議員懇談会」の会合で配布された冊子に“LGBTに対する差別的な文章”がつづられていると6月29日に報じられた。 「神道政治連盟とは、全国各地の神社が参加する宗教法人・神社本庁の関係団体。そして、その国会議員懇談会とは神政連の理念に賛同する国会議員によって構成されています。懇談会には262名もの国会議員が会員として名を連ねていますが、その大多数が自民党の議員です」(全国紙記者) 一般社団法人fairの代表理事・松岡宗嗣氏がYahoo!に寄稿した記事によると、冊子にはこうあったという。 「同性愛は心の中の問題であり、先天的なものではなく後天的な精神の障害、または依存症です」 「(同性愛などは)回復治療や宗教的信仰によって変化する」「世界には同性愛や性同一性障害から脱した多くの元LGBTの人たちがいる」 「LGBTの自殺率が高いのは、社会の差別が原因ではなく、LGBTの人自身の
今月、自民党議員の大多数が参加する議員連盟の会合で、ある冊子が配られた。そこには「同性愛は精神障害で依存症」など、性的マイノリティに関する差別的な内容が書き連ねられていた。 「同性愛は心の中の問題であり、先天的なものではなく後天的な精神の障害、または依存症です」 「(同性愛などは)回復治療や宗教的信仰によって変化する」「世界には同性愛や性同一性障害から脱した多くの元LGBTの人たちがいる」 「LGBTの自殺率が高いのは、社会の差別が原因ではなく、LGBTの人自身の悩みが自殺につながる」 「性的少数者のライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題だから」 性的マイノリティの権利保障が一向に進まない日本。その背景には、政権与党である自民党が、同性愛嫌悪やトランスジェンダー嫌悪、性的マイノリティに対して差別的な認識を持つ「宗教」組織によって支えられている実態がある。
23日夜行われた東京オリンピックの開会式で、国歌斉唱をした歌手のMISIAさんが性の多様性を象徴するレインボーカラーのドレスで登場したことに、当事者からは驚きと喜びの声が上がっていました。 当事者団体によりますと、東京大会ではLGBTQなどの性的マイノリティーと公表して出場する選手が160人余りと過去最多になっていて、オリンピックでは初めてトランスジェンダ-の選手が出場する予定です。 東京大会の公認プログラムにもなっている性的マイノリティーの当事者のための交流拠点「プライドハウス東京レガシー」では、23日夜、当事者たちが開会式の様子を見守りました。 式の中で歌手のMISIAさんが性の多様性を象徴するレインボーカラーのドレスで登場し、国歌を斉唱すると驚きと喜びの声を上げ、SNSで発信していました。 関係者によりますと、この衣装はゲイであることを公表しているデザイナーが手がけたということです。
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