国内の格安航空会社(LCC)の「航空券」が、インターネットのオークションサイトを通じ、転売される例が目立っている。事故時の身元確認やテロ対策が難しくなるとして、各社とも転売は禁じている。しかし格安な分、キャンセルしても払い戻しができなかったり、利ざやが大きかったりするせいで、出品は後を絶たない。 「予定がキャンセルになったので、格安で出品致します」。11日、大手のオークションサイトにピーチ・アビエーション(大阪府泉佐野市)の航空券が出品されていた。7月18日夕の関西空港発仙台行き。「現在の価格」は6千円で、基本運賃のほぼ半額だった。 今月6日には、ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)の16日の成田発福岡行き航空券が「即決価格」7千円で出品されていた。「いわゆる替え玉で搭乗することになり、航空会社への権利主張はできないものとお考えください」。そんな注意書きもあった。
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