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ブックマーク / style.fm (3)

  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第226回 『BIRTH』続き

    今だったら『BIRTH』を「動くだけ動いて、お話はよくわからないところがイカス」ととらえて、カルトな作品として楽しむ事もできるが、当時の僕達にはそんな余裕はなかった。期待していた『BIRTH』が楽しめない作品だった事は、作画マニアにとって、ちょっとしたトラウマになり、その後もトラウマを抱え続ける事になった。少なくとも、僕や周りの人間にとってはそうだった。 『BIRTH』で分かったのは「作画が頑張っているだけでは、作品としてよいものにはならない」という事だった。アクション主体の作品であっても、アクションを活かすために最低限のストーリーは必要だし、しっかりした演出も必要だ。それまで金田伊功の作画がカタルシスを生んでいたのも、ストーリーや演出と結びついていたからだ。ただ、それは、今になって振り返ったからこそ言える事だ。当時は、『BIRTH』で満足できなかった理由を、そんなふうに整理できなかった。

    cinefuk
    cinefuk 2018/07/22
    アニメ技巧だけを偏愛するアニメファンと、特撮技術だけを称賛するジャンル映画ファンの共通点を考える。 https://twitter.com/doctoruwatson/status/1020503207011704832
  • WEBアニメスタイル | β運動の岸辺で[片渕須直]第3回 カシラとマイマイの夏

    9月も半ばに入って、さすがに涼しくなって来た。2009年の夏は過ぎ去ってしまった。まったく落ち着かない夏だった。 去年の暮、いったん「仮完成」していたはずの『マイマイ新子と千年の魔法』にはまだエンディングがついていなかった。エンディングに歌をつけたいというレコード会社でもあるスポンサー側と、それはぜひつけたいけど歌のバックが黒味にクレジットのロールアップではだめだ、それではせっかく歌をつけてもお客の多くが席を立って帰ってしまう、という監督の立場。さらに、すでに予算超過しているという現実がせめぎ合ったままになっていた。 こうした状況に整理がついてきたのが、今年の7月中旬。エンディングの曲バックに画をつけてよい、という話にようやくまとまって、月末には楽曲提供側と打合せするという段取りにまでたどり着いた。そのエンディング曲打合せを2日前に控えた7月22日、真昼間というのにマッドハウスの机で転寝し

    cinefuk
    cinefuk 2017/01/16
    これから先『マイマイ新子と千年の魔法』を見ることになる方には、少しだけ心に留めていただけるとよいのかもしれない。新子や貴伊子が机を並べるあの同じ教室に、5年後には8歳の金田伊功少年が腰掛けていたのだ
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第394回 業界からの反応

    僕が、なかむらたかしの仕事についてネガティブな事を書いたのは、アニメージュ1987年4月号(vol.104)。アニワルの「新人類あにめ診断」という企画で、4人の書き手が放映中のTVアニメについてコラムを書くというものだった。僕は2の原稿を書いていて、そのうちの1が『ドテラマン』17話「インチ鬼小僧とドテラじいさん」についての原稿だった。コラムのタイトルは「ありゃ、思わず期待はずれ。なかむらたかしのドテラマン!」だ。うーむ、振り返ってみると、あんまりにもあんまりなタイトルだ。 原稿は、以下のように内容だった。なかむらたかしが『ドテラマン』に参加した。彼がTVアニメをやるのは『未来警察ウラシマン』以来だ。僕はなかむらたかしの“動き”のファンであり、彼の参加に期待した。彼は2回参加したのだけれど、2回とも並の出来だった。それが残念だった。作り手にだって何か事情があったかもしれないし、常にベス

    cinefuk
    cinefuk 2016/06/14
    アニメージュのコラム「ありゃ、思わず期待はずれ。なかむらたかしのドテラマン!」ファンとして期待して、あまり動かなかった事を「がっかり」と書いた数カ月後、取材時に「あのコラム読んだよ」と言われる冷や汗w
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