伊藤:経済産業省の官僚を15年間やっていました。その間に通商産業省から経済産業省へと名前が変わりましたが、いろんな政策立案に携わりましたね。 分野的には、エコカーや次世代自動車戦略が最初の体験でしたが、IT分野を担当し、電気自動車をシステム全般に取り込んだ日本版スマートグリッド構想を立案しました。 その後は、クールジャパンや航空機などを経験した上で、2014年の夏に退官しました。 伊藤:原点は、電気自動車やスマートグリッドを担当していた頃に遡ります。電気自動車の可能性を昔から考えていて、これで何かイノベーションを起こせるんじゃないかと思っていたんです。 もう1つは「バッテリー技術」です。電気自動車は蓄電池、つまりバッテリーに充電した電気で動く車ですが、そのバッテリーがエネルギーシステムを変えていく、というところに可能性を感じたんです。 電気というのは貯められないものの典型なのですが、それを
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