手製の銃や殺傷能力の高い爆発物を自宅で密造したなどとして、別の事件で逮捕されている札幌市の29歳の元会社員が追送検されました。警察の調べに対し、「安倍元総理大臣が銃で撃たれた事件で規制が強化されると思い、急いで材料を買いそろえた」などと供述しているということです。 追送検されたのは、去年、自宅で黒色火薬を隠し持っていたとして逮捕・起訴されている札幌市の元会社員、諏訪博宣容疑者(29)です。 警察によりますと、諏訪容疑者の自宅マンションからは去年10月、いずれも手製の鉄パイプを使った銃1丁と爆発物3つが押収されたということです。 鑑定の結果、手製の銃は殺傷能力が確認され、爆発物は「HMTD」と呼ばれる海外のテロ事件で使われたことがあるものとわかりました。 「HMTD」は、わずかな衝撃や摩擦でも爆発する性質がありますが、押収された当時、一部は保管方法がずさんだったため、いつ爆発してもおかしくな