池田佳隆容疑者の地元事務所を家宅捜索し、押収物を運び出す東京地検特捜部の係官ら=令和5年12月、名古屋市 自民党の派閥のパーティー収入不記載事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で東京地検特捜部に逮捕された衆院議員の池田佳隆容疑者(57)の事務所のパソコンがドライバーのようなもので破壊された疑いがあることが25日、関係者への取材で分かった。特捜部は池田容疑者が証拠隠滅を主導したとみて、勾留期限の26日にも同罪で起訴する見通し。 特捜部は昨年12月27日、池田容疑者の関係先を捜索。関係者によると、名古屋市の地元事務所から押収されたパソコンにはドライバーのようなものでこじあけられた形跡があり、記録媒体が破損した状態だった。 また、事務所内の書類が捜索前に破棄され、その前後に事務所を出入りする秘書の姿が近くの防犯カメラに写っていたことも判明した。 池田容疑者の秘書の一部は特捜部の調べに対し、