NHKは1日、記者が作成した取材の企画案や関連の取材メモなどが記された文書が、インターネット上に流出したと発表した。NHKが流出経路を調査したところ、子会社が契約している30代の派遣スタッフが流出させたことを認めたという。同日、NHKは会見し、リスクマネジメント室の小形修一室長が「取材対象者や視聴者の信頼を損なうあってはならないこと」と謝罪した。 NHKによると、流出した文書は、首都圏局の記者が作成したもの。ネットの誹謗(ひぼう)中傷の問題を取り上げる取材の企画概要が記載されたものと、関係者インタビューを文字起こししたものがあり、企画概要の方には「放送希望」「12月1日(金) 『首都圏ネットワーク』で5分程度」などと記載されていた。また、インタビューメモの文書は、都内の虐待や性暴力被害を受けた女性を支援する団体に、ネット上でかつて中傷を繰り返した「匿名男性」に対して行った一問一答などが、1