新体制の動力源として、川邊社長が熱視線を向けるのがモバイル決済サービス「PayPay」だ。同氏が「もう1つのYahoo!JAPANを作るくらいの覚悟で臨んでいる」というPayPayは、サービス開始から約1年で決済回数が9612万回(19年7~9月)に成長。10月単体では、消費増税に伴うポイント還元の影響もあり、約8500万回に達したという。 川邊社長は「予想以上にユーザー数が伸びている」としながらも、「決済サービス単体では大きくはもうからない。(決済サービスと組み合わせる)マネタイズ手法を豊富に用意することで、いち早く収益化できる」と強調。コマース事業やメディア・広告事業とPayPayを連携させ、相乗効果を狙うとした。 PayPayフリマ・モール開店、コマース事業を成長へ Zホールディングスが11月1日に発表した2020年3月期第2四半期(19年4~9月)連結決算は、売上高が4841億円(