図:(右)漢方治療は体力・免疫力を増強する効果と直接的な抗腫瘍作用(がん細胞の増殖抑制やアポトーシス誘導など)によって、QOL(生活の質)の改善と延命効果がある。 (左)台湾の医療ビッグデータを使用した疫学研究で、膵臓がん患者で漢方薬(中医薬)を使用した患者は、漢方薬を使用しなかった患者よりも生存率が高いことが報告されている。漢方治療の期間が長いほど生存率が高いという用量依存性も示されている。 608)漢方治療はがん患者を延命する:台湾の医療ビッグデータからのエビデンス 【漢方治療はがん患者の生存期間を延ばす:エキス製剤を使った日本の研究】 『Can Kampo therapy prolong the life of cancer patients?』というタイトルの論文が発表されています。日本語に直訳すると『漢方治療はがん患者の生存期間を延ばすことができるか?』という意味です。 徳島大学