行政機関が開示する公文書で、非開示部分を示すマスキング表示について、政府が今月、従来の「黒塗り」から「虹塗り」に変更したことが4日、わかった。ナフサの供給不足への懸念が広がる中、あえて大量のカラーインクを使用することで供給不安を払拭する狙いがあるとみられる。 本紙が行った情報開示請求で明らかになった。ナフサ由来の石油製品の供給状況に関して情報公開を求めたところ、在庫量や流通業者名など非開示部分が、赤や青、黄色などを用いた極彩色でマスキング処理されていた。従来は黒一色の「墨塗り」だった。 背景には、ナフサの供給不安を打ち消すため、政府が潤沢な在庫量を率先してアピールする狙いがあるとみられる。市場では食品包装パッケージの減色が相次ぐが、政府は一貫して「供給量は足りている」との見解を崩していない。政府関係者は「あえてナフサ由来のインクを多用することで、市場の不安心理を和らげる効果を期待している」

