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ブックマーク / nippondanji.blogspot.com (37)

  • さらにMySQLを高速化する7つの方法

    MySQLを高速化する10の方法という記事がとても好評だったようである。記事を読んで頂いた皆さん、ありがとう。 この記事に対する便乗(?)でWeb屋のネタ帳: PostgreSQLを高速化する16のポイントという記事を書いて頂いたようだが、そちらの方もかなり人気だったようである。他人が作ったソフトウェアに改良を加えるというフリーソフトウェアやオープンソースソフトウェアの精神も基は便乗であるので、便乗については大いに賛成したいというかむしろ取り上げてくれてありがとう!!と思うわけであるが、ここでさらに俺はこう考える。 と。 Web屋のネタ帳さんの記事では16のポイントが紹介されているが、漢(オトコ)のコンピュータ道の記事は10の方法だったのであと6つ足りない。オトコは数で勝負!!というわけで今日はネタを振り絞ってさらに7つのMySQL高速化テクニックを紹介しよう。 1. インテルコンパイラ

    さらにMySQLを高速化する7つの方法
  • 私は如何にして詳解 MySQL 5.7を執筆するに至ったか

    先日・・・といっても既に先月のことになるのだが、詳解MySQL 5.7 出版記念交流会には多くの方に来て頂いた。台風にも関わらず、とても多くの(60名ほど)の方に足を運んで頂いたのは、当に嬉しかった。ここで改めてお礼申し上げる。 ありがとうございました!! さて、交流会のときに使用したスライドを公開したので、興味のある方は見ていただきたい。 少しスライドを補足すると、MySQL 5.7の新機能にスポットを当てたというのは、やはりニッチだと思う。しかし、MySQL 5.7を使いこなす上で、このようにまとまった情報は必須・・・というか、無いと話にならないだろうと思っていたので、出版するに至ったことは非常にありがたい。よくこんな企画をよく通してくれたなと・・・。G社さんの反応は、至って普通だったと思う。とはいえ、今後もMySQLを使っていこうと考えている人には必ず役に立つ内容だと信じているの

    私は如何にして詳解 MySQL 5.7を執筆するに至ったか
  • MySQL 8.0.0 Development Milestone Release登場!!

    先月、詳解MySQL 5.7を発刊したばかりであるが、MySQL 5.7自体は去年の10月にリリースされたバージョンである。それから約1年弱、MySQLは開発の手を緩めること無く日々改良を重ねている。 そう、MySQL 8.0の登場である。 現在はDevelopment Milestone Release(通称DMR)という状態なので、まだ正式版における機能が固まっている段階ではないという点には注意して欲しい。MySQLの開発プロセスでは、DMRをリリースするごとにその段階で成熟した機能をマージする。DMRを何度かリリースした後に、キリの良いところでリリース候補版となって正式版で追加される機能が一応確定し、その後バグ修正を経て正式版(GA版)がリリースされる予定となっている。詳しくはMySQLのマニュアルを参照して欲しい。 バージョン8.0!!5.7の次は誰もが5.8だと思っていただろう・

    MySQL 8.0.0 Development Milestone Release登場!!
    clavier
    clavier 2016/09/22
  • DB Tech Showcase Tokyo 2016 で発表しました。MySQL 5.7の新機能 〜InnoDB編〜

    表題の通り、db tech showcase Tokyo 2016にて、MySQL 5.7の新機能についての解説を行った。スライドをアップロードしたので、セッションに来てくれた方も、見逃したという方もぜひ見て頂きたい。 What's New in MySQL 5.7 InnoDB from Mikiya Okuno 思えば、4年前のdb tech showcaseでMySQL 5.6の新機能について解説したときは、1回のセッションですべての機能を詳解することができた。ところが、MySQL 5.7に至っては、昨年MyNA会でオプティマイザ関連の新機能についての解説を行ったのに続き、今回はInnoDBの新機能だけに的を絞った解説となった。このように小出しにしているのにはワケがある。いや、そもそも小出しにしているというつもりはない。単にMySQL 5.7の新機能が多すぎて

    DB Tech Showcase Tokyo 2016 で発表しました。MySQL 5.7の新機能 〜InnoDB編〜
  • オプティマイザトレースによるちょっとディープな快適チューニング生活

    メリークリスマス!!今日はMySQL Casual Advent Calendar 2015の25日目をお届けするぞ!! 前回のエントリでは、MySQL 5.7におけるオプティマイザの改良点や新機能についてのスライドを紹介した。MySQL 5.7のオプティマイザの良し悪しは、ぜひみなさんの手で確かめて頂きたい。ところで、オプティマイザといえばひとつ前のバージョンである、MySQL 5.6で追加されたオプティマイザトレースという機能がとても便利だ。使いこなせばクエリチューニングの強い味方になるので、ぜひまだ使ったことがないという方は、一度試してみて欲しい。ブログではまだ紹介していなかったので、今日はその使い方と見方を紹介しようと思う。 オプティマイザトレースとは一体何か。ひとことで表せば、オプティマイザがどのような実行計画を検討・比較し、どの実行計画を選択したかということを、詳細に表示して

    オプティマイザトレースによるちょっとディープな快適チューニング生活
  • MySQL User Conference Tokyo 2015で発表しました:MySQL 5.7におけるオプティマイザの改良点

    昨日、告知させていただいたMySQL User Conference Tokyo 2015で登壇したので、その時の資料を公開した。MySQL 5.7の機能は全部ひとつのスライドで紹介しようとすると、多すぎて私にはコンパクトにまとめるだけの技量は無いため、今回はオプティマイザだけの紹介にした。興味のある方はご覧頂きたい。 そういえばすっかり忘れてしまっていたのだが、MySQL 5.7が登場した!!というブログエントリを書くのを忘れていた。もしかすると読者の皆さんの中には、MySQL 5.7が正式リリースされたことをご存じない方もいらっしゃるかも知れない。遅くなって申し訳ないが、MySQL 5.7は、バージョン5.7.9をもって正式版となっている。5.7.9は約2ヶ月前にリリースされた。ついでに言うと、バグ修正を含んだ5.7.10が既に出ている。 MySQL 5.7はまさにモンスターだ!!!と

    MySQL User Conference Tokyo 2015で発表しました:MySQL 5.7におけるオプティマイザの改良点
  • DB Tech Showcaseで発表したスライドを公開しました:MySQL Cluster 7.4で楽しむスケールアウト

    表題の通り、MySQL Cluster 7.4で楽しむスケールアウトというタイトルのスライドを公開した。 以下余談。(=話が発散してしまうので、発表では言わなかったこと。) MySQL Clusterは、その出自がMySQLとは別プロダクトで、なおかつ独立して動作するデータベース製品であるが故に、通常のMySQLとは使い方の幅が違うように思う。(元々MySQLとは別プロダクトという意味では、InnoDBもそうだが。)自分でスライドの絵を描いていて思ったのだが、使い方の幅が広がると言えば聴こえは良いが、ぶっちゃけ使い方としては複雑になる部分は否めない。だが、複雑化というものは、性能を求めていく上である程度は仕方がないものだと思う。例えばキャッシュが良い例だ。CPUのキャッシュメモリやファイルシステムキャッシュは、その存在はシステムをより複雑にしてしまっているが、その分大きな性能向上の見返りが

    DB Tech Showcaseで発表したスライドを公開しました:MySQL Cluster 7.4で楽しむスケールアウト
  • MySQL・PostgreSQLユーザーグループ(MyNA・JPUG)合同DB勉強会で発表した資料を公開しました。「データモデルについて知っておくべき7つのこと 〜NoSQLに手を出す前に〜」

    表題の通り、MyNAとJPUGの合同DB勉強会で発表をしたので資料を公開した。 内容の詳細はスライドそのものを見ていただくとして、言いたいことの主旨はこうである。世の中に完璧なデータモデルはないので、NoSQLは当然の如く必要になる。だが、何でもかんでもNoSQLを使えば良いというものではない。むしろアプリケーションが必要としているデータモデルが何かということをよく理解し、当に必要な場合にこそ、NoSQLを使うべきなのである。つまり「ご利用は計画的に!」ということだ。 大切なのは、様々なデータモデルを理解し、アプリケーションにとってベストな製品を選択するということだ。ベストなのがRDBかも知れないし、そうでないかも知れない。最適なデータモデルを選択した場合に、出来上がったものの性能も最高になるし、開発効率も最も良くなる。データベースの主流はRDBだが、それはリレーショナルモデルがカバーで

    MySQL・PostgreSQLユーザーグループ(MyNA・JPUG)合同DB勉強会で発表した資料を公開しました。「データモデルについて知っておくべき7つのこと 〜NoSQLに手を出す前に〜」
  • MySQLのEXPLAINを徹底解説!!

    以前、MySQLを高速化する10の方法という投稿で「EXPLAINの見方についてはいずれ解説しようと思う」と書いてしまったので、今日はその公約?を果たそうと思う。 MySQLのチューニングで最も大切なのは、クエリとスキーマの最適化である。スキーマの設計は一度決めてしまうとそのテーブルを利用する全てのクエリに影響してしまうためなかなか変更することは出来ないが、クエリはそのクエリだけを書き直せば良いので変更の敷居は低い。そして遅いクエリをなくすことは、性能を大幅に向上させるための最も有効な手段である。従って、アプリケーションの性能を向上させたいなら、まず最初にクエリのチューニングを検討するべきなのである。 最適化するべきクエリはスロークエリログやクエリアナライザで見付けられるが、ではそのようなクエリが見つかった場合にはどのように最適化すればいいのか?そのためにはまず現在どのようにクエリが実行さ

    MySQLのEXPLAINを徹底解説!!
  • RDBにおけるキャッシュという考え方

    RDBの専門家として日々活動している中で気づいたことのひとつに、「RDBはデータへのアクセスの実装をインデックスに頼っているが、インデックスは全ての問題を解決できるほど万能ではない」ということがある。インデックスというのはとても強力な部品であり、その点には全く異論はない。だが、世の中の全ての問題(クエリ)を解決できるほど、柔軟性に富んだものではないということだ。RDBは、どのインデックスを使ってデータへアクセスするかということを、オプティマイザを用いて判断する。大抵のRDB製品では、オプティマイザはよい仕事をするので、インデックスとオプティマイザの組み合わせによって、ほとんどの問題に対応できる。だが、100%ではないのであり、そのようなケースがシステムの性能問題を引き起こしたり、プログラマ(アプリケーションの設計者)に、NoSQLへ完全に移行したり、クエリ高速化のために非正規化をすると言っ

    RDBにおけるキャッシュという考え方
  • MySQL 5.6リファレンスマニュアル日本語版のお知らせ

    MySQL 5.6 リファレンスマニュアル というわけで、日語版のマニュアルがリリースされた。これまでMySQL 5.6のリファレンスマニュアルは英語版しか無かったのだけど、公式に日語版がリリースされる運びとなったので、是非参照して頂きたい。 かつてMySQL 5.1の日語版マニュアルが存在したのだが、そちらは現在ウェブから参照できなくなっている。(PDF版はダウンロードできるという話も。)MySQL 5.1の日語版マニュアルは、ぶっちゃけ翻訳があまりイケてなかったので、今後はぜひMySQL 5.6の日語版を参照してもらいたい。ついでにもう古のバージョンは窓から投げ捨てて、この機会に是非新しいバージョンへ移行してみてはいかがだろうか。 何か問題が見つかった場合には、ぜひバグレポートをお願いします。バグレポートのカテゴリは「Japanese Documentation」を選択してく

    MySQL 5.6リファレンスマニュアル日本語版のお知らせ
    clavier
    clavier 2015/06/05
    漢(オトコ)のコンピュータ道: MySQL 5.6リファレンスマニュアル日本語版のお知らせ
  • MySQLレプリケーションの運用が劇的変化!!GTIDについて仕組みから理解する

    メリークリスマス!!やあ、良い子のみんな!!サンタクロース・・・ではなく、ヒゲモジャギークからのクリスマスプレゼントだよ!! というわけで、MySQL Casual Advent Calendarの25日目である。今朝Advent Calendarを覗いてみると、日分のエントリーが無かったので、急遽書くことにした。Advent Calendar最後の日、クリスマスを飾る記事のテーマはGTIDだ。 前回の投稿では、MySQL 5.6の目玉機能として、レプリケーションがクラッシュセーフになったことを挙げた。レプリケーションまわりで言えば、もうひとつ外せない目玉機能がある。それがGTID(Global Transaction ID)である。 GTIDは良くも悪くもレプリケーションの運用を変化させる。GTIDを使うことによって得られる最大のメリットは、CHANGE MASTER TOでバイナリロ

    MySQLレプリケーションの運用が劇的変化!!GTIDについて仕組みから理解する
  • まだMySQL 5.5で消耗してるの?MySQL 5.6でクラッシュセーフなレプリケーションを活用して枕を高くして眠れる日々を満喫する方法

    MySQL 5.6が登場してからかなりの月日が過ぎたが、他のことで多忙だったせいか、MySQL 5.6についてはあまりブログで情報を発信していないことに気がついた。これはイカン!!と思い、MySQL Casual Advent Calendar 2014に合わせて、MySQL 5.6を使用する上で最もオススメしたい機能であるクラッシュセーフなレプリケーションについて解説しようと思う。この記事は16日目の記事である。 レプリケーションがクラッシュセーフとはどういうことかクラッシュセーフとは、何らかの事情により、プロセスがダウンしたりマシンが電源ごと落ちたり(つまりクラッシュ)しても、再起動後に以前の状態に戻って処理を再開できるということだ。データのクラッシュリカバリであればみなさん既によくご存知であろう。(REDOやUNDOするアレのことだ。稿では面倒臭い・・・ではなかった、題ではないた

    まだMySQL 5.5で消耗してるの?MySQL 5.6でクラッシュセーフなレプリケーションを活用して枕を高くして眠れる日々を満喫する方法
  • Validation nightで発表しました。

    RDBにおけるバリデーションをリレーショナルモデルから考える」という、なんとも捻りも面白みもないタイトルである。だが、RDBとValidationという2つが相容れないものだということを知っている人には、割と琴線に触れる話かも知れない。 正直なところ、現在私はデータベースエンジニア一直線なので、アプリケーション開発におけるセキュリティというのは門外漢であると言って差し支えない。しかもイベントにはあの徳丸浩氏(バリバリの職)も発表されるというではないか!!順番的には徳丸氏の次に話したのだが、徳丸氏はSQLインジェクションの実演までするというガチっぷりである。 「場を白けさせてしまうのではないか・・・」 「ガチの人から特大のマサカリが飛んでくるのでは・・・」 そんな想いを脳裏に抱きつつ発表に望んだのであった。 今回の持ち時間は20分と短めであったが、あまりたくさん話したいネタも無かったので

    Validation nightで発表しました。
  • InnoDBのログとテーブルスペースの関係

    InnoDBのデータ領域はログファイルとテーブルスペースという、切っても切れない2種類のファイルから構成されている。ログファイルは名前からするとただのログだから削除しても平気かな?と思って削除してしまうという問題が後を絶たない。そこで、今日はログファイルとテーブルスペースの関係について説明しようと思う。 InnoDBのログファイルは、別名WAL - Write Ahead Logと呼ばれるもので、名前を日語に直すと「前もって書き込んでおくためのログ」とでも呼べるだろうか。InnoDBのテーブルに対して行われた更新は、全ていったんログに書き込まれるのである。トランザクションがコミットされると、innodb_flush_log_at_trx_commit=1が設定されていればログファイルに書き込みが行われる。0または2の場合には、ログバッファと呼ばれる領域にデータが保持される。その後、時間を

    InnoDBのログとテーブルスペースの関係
  • 11月の活動報告

    先日、db tech showcaseと北海道データベースDAYでプレゼンを行ったので、例によってSlideShareで公開してある。既にTwitterで呟いたので既にご覧になった方も多いかも知れないが、改めてブログでも紹介しておこうと思う。 あなたが知らないリレーショナルモデル(@db tech showcase) まずはdb tech show caseで使った資料の紹介だ。今回は50分という時間の短さだったので、伝えたいことをギュッと凝縮した内容になっている。この資料で主に伝えたかった内容は次のようなものだ。 リレーショナルモデルとは何か SQLとリレーショナルモデルの関係 リレーショナルモデルを使わないとどうなるか なぜリレーショナルモデルを適用できないか どんなときリレーショナルモデルを適用してはいけないか 4つ目については、ひとつ良い説明の方法を思いついたので、今回の資料にも盛

    11月の活動報告
  • MEANスタックは破壊的か

    最近、MEANがイイという話をチラホラと耳にする。先日も次の記事がはてブで話題になっていた。 MEAN(MongoDB, Express, AngularJS, Node.js)スタックが優れている理由 - Mozilla Open Web Day in Tokyoを終えて - albatrosary's blog この記事の冒頭では、MEANはLAMPに変わる技術として紹介されているが、果たしてそれは正しいのだろうか。(この記事では、LAMPを例にとりつつJavaがどうのという記述があるので、恐らくはLAMPではなく既存のリレーショナルデータベースを用いたアーキテクチャ一般について述べたいのではないかと思う。)MEANについて少し思うところがあるので、今日はMEANの可能性について書き綴っておこうと思う。ただし、私自身MEANスタックと呼ばれるシロモノは使ったことがなく、構造を理解した上

    MEANスタックは破壊的か
    clavier
    clavier 2014/10/10
  • OSC広島と中国地方DB勉強会に参加しました。

    かねてから予告していた通り、OSC広島と中国地方DB勉強会(第5回)に参加させて頂いた。両方のイベントがこの土日で連続して行われたので、いずれのイベントにも遠方からの参加者がたくさんいて盛況だったように思う。OSC広島ではデモマシンの展示を、中国地方DB勉強会ではスライド(MySQLのトラブルシューティングについて)の発表をそれぞれやらせて頂いたので、今日はその報告をさせて頂こう。 OSC広島に持っていったデモマシン既にツイッターやFacebookで目にされた方もいらっしゃるかも知れないが、今回展示したマシンのコンセプトは「持ち運べるMySQL Clusterのデモ環境」というものだ。MySQL Clusterを動作させるためのBeagle Bone Black 6台と、コンソール用のRaspberryPi、100Mbpsのネットワークスイッチ、薄型のモバイルモニター、トラックポイントつき

    OSC広島と中国地方DB勉強会に参加しました。
  • 最強のMySQL HA化手法 - Semi-Synchronous Replication

    MySQL 6.0で搭載される予定の機能の一つに、Semi-Synchronous Replicationというものがある。コイツを使うととんでもなく凄いHA化ができるので、今日はその方法を紹介しよう。 まずはSemi-Synchronous Replicationの機能説明から。そもそもSemi-Synchrounousってナニ?どうして完全な同期でもなく非同期でもなくSemi-Synchronousなの?という疑問をまずは解消したいと思う。さっそく次の図を見て欲しい。 これはSemi-Synchronous Replicationの動作を図で表したものである。図だけではなんだかよく分からないと思うので、以下に各ステップの詳細を説明する。 アプリケーション(クライアント)からトランザクションをCOMMIT要求を出す。 バイナリログを更新する。 ストレージエンジン(テーブル)を更新する。

    最強のMySQL HA化手法 - Semi-Synchronous Replication
  • DB設計の難しさ

    今日は徒然なるままにDB設計について思っていることを並べてみようと思う。 ようやくWEB+DB Pressの次号の原稿を書き終えた。2年間の連載であるが、来年はプライベートが忙しくなる予定なので、連載はこれにて終了とさせてもらうつもりである。 「なぜ人はリレーショナルデータベースを使いこなせないのか」 このところ執筆や講演を通じてリレーショナルモデルについて説明する機会を色々頂いているが、それらの活動の根源となっているのが、この素朴な疑問である。その疑問をパワーにしてこれまで活動を行なってきた。 現時点での自分の回答は「データベース設計が難しいから」である。もちろんリレーショナルモデルそのものの難しさというのもあるが、それよりは「適切な使い分けができていない」ということが大きいように思う。言葉を変えると、リレーショナルモデルを適用すべきデータとそうでないデータの判断ができていないからDB

    DB設計の難しさ
    clavier
    clavier 2013/12/27