MySQL Casual Talks Vol.4 でのライトニングトークに利用した資料です。 MySQL-5.6.4より「InnoDB FTS」としてInnoDBで全文検索機能が加わりました。 この全文検索機能を利用し、日本語の全文検索エンジンとしての可能性を探ります。 ブログ記事はこちらです。 http://y-ken.hatenablog.com/entry/mysql-casual-talks-vol4-innodb-ftsRead less
はじめに MySQL/MariaDBで高速に全文検索するためのオープンソースのストレージエンジンMroongaは、以下のように、Engine=Mroonga、FULLTEXT INDEX (${source_column})と書くだけで非常に簡単に全文検索を使い始めることができます。 CREATE TABLE memos ( id INT NOT NULL PRIMARY KEY, content TEXT NOT NULL, FULLTEXT INDEX (content) ) Engine=Mroonga DEFAULT CHARSET=utf8; 検索するときも以下のようにMATCH ... AGAINSTを使うだけです。 mysql> INSERT INTO memos VALUES (1, "1日の消費㌍は約2000㌔㌍"); Query OK, 1 row affected (
Mroonga(ストレージモード)はトランザクション非対応だから、ラッパーモードでInnoDBにしてトランザクション…とか考えているとハマる(かもしれない)落とし穴。 Mroongaのラッパーモードは「データは任意のストレージエンジンに」「転置索引はGroonga上に」作るモードであって、飽くまでGroonga上ではトランザクションは利きません。つまり、こういうことが起こる。 mysql56> CREATE TABLE t1 (num int, val varchar(32), primary key(num), fulltext key(val)) Engine= Mroonga COMMENT= 'engine "innodb"'; Query OK, 0 rows affected (0.09 sec) mysql56> INSERT INTO t1 VALUES (1, 'yoku
前回は、全文検索Webサービスを作ったときにはまったことの第2回として、 Mroongaのラッパーモードからストレージモードに変えた理由という記事を書きました。 今回は、Mroongaのストレージモードにしたことによってはまったことについて書きたいと思います。 Spiderストレージエンジンを使ったMroongaの分散構成の検討 当初、データベースを複数に分割し、Spiderストレージエンジンを使ってデータベースシャーディングする予定でした。 Spiderストレージエンジンは、ストレージエンジンの種類を問わずデータベースを水平分散させることができるMySQL/Mariadbのストレージエンジンです。 Spiderストレージエンジンは、国産で個人の方が開発されたストレージエンジンでMariaDB10.0系にすでにバンドルされています。 Spiderストレージエンジンの開発者の方は、全文検索M
前回のエントリに書いたように、1年半ほどをかけて、独学で特許の全文検索サービスを開発しました。 PatentField | 無料特許検索 最初は、MySQLを使ったこともない状態だったこともあり、かなり紆余曲折しました。Groonga開発チームの懇切な対応もあって、専用サーバ1台で最大で1千万レコード超、400GiB以上のサイズのテキストデータを高速に検索できるようになりました。 今後、何回かにわけて、Mroonga(Groonga)を使って全文検索Webサービスを作ったときにはまったこと、学んだことを全て書き出したいと思います。 全文検索エンジンMroongaとは? Mroongaは全文検索エンジンであるGroongaをベースとしたMySQL用のストレージエンジンです。Mroongaは、MySQLが使える人であれば、簡単に高速な全文検索機能が使えます。MariaDB10.0系にもバンドル
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