渋谷駅構内でベールを脱いだ岡本太郎の大作「明日の神話」。絵はハチ公前交差点からも一部を見ることができる 岡本太郎の巨大壁画、渋谷に出現――JR渋谷駅と井の頭線改札を結ぶ「渋谷マークシティ」2階連絡通路で11月17日午後、芸術家・岡本太郎が描いた巨大壁画「明日の神話」の一般公開が始まった。制作後30年以上にわたり所在不明となり、数奇の運命をたどった岡本太郎「幻」の代表作が駅構内に恒久設置されるとあり、今後忠犬ハチ公像やモヤイ像に次ぐ渋谷駅の新たなシンボルとしても注目が集まる。 【関連画像】 巨大壁画がベールを脱ぐ瞬間にはどよめきが 大阪万博のシンボル「太陽の塔」を制作するなど当時世界的活躍を見せていた岡本太郎が、1968年メキシコの地で原爆さく裂の瞬間を描いた、縦5.5メートル、幅30メートルに及ぶ同作は、大々的な修復作業後、汐留、東京都現代美術館でそれぞれ一般公開。「安住の地」となる恒