データマネジメント業務を体系化したフレームワーク「DMBOK(Data Management Body of Knowledge)2」では、データサイエンスのプロセスを定義しています。データ活用のアプローチとしてトップダウン型の意思決定を想定しており、そのプロセスは戦略とビジネスニーズの定義から始まります。 一方、ボトムアップ型の業務推進に慣れている企業の場合、ビジネスニーズはボトムアップで定義することになります。データ活用においては、いかにトップを動かすかが課題となります。今回はトップダウン、ボトムアップでのデータ活用の特徴やメリットを整理した上で、どのようにデータ活用を進めて、データマネジメントの成熟度を上げるかを解説します。 トップダウンアプローチでのデータ活用 データ活用におけるトップダウンアプローチとは、経営層が解決したい課題や目標を設定し、実務担当者であるデータサイエンティスト