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ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (93)

  • 「卵、食べてもいいんだ」と気づいた日本人 卵料理、その多様化の秘密を探る(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)

    人は卵を年に329個べているそうだ。ほぼ1日1個。メキシコ、マレーシアについで世界第3位だという。 「卵、そんなにべてたっけか」と、驚く人もいるだろう。でも、実感がわかないとしても、それなりの理由は思い浮かぶ。 卵料理はあまりに多様なため、卵を摂っている意識が起きにくいのだ。茹でる。混ぜてから焼く。そのまま焼く。生でかける。炒める。とじる。そしてほかの材と混ぜあわせる・・・。 仮に、卵のべ方が「茹でる」だけなら、「ほぼ1日1個」の意識はもっと強まったにちがいない。 そんな卵を、昔の日人はほぼべていなかったという。これも驚きだ。卵がなかったわけではないのに、である。卵をほぼべなかった時代から、これほど多様な形で卵をべる時代へ。その変わりぶりに理由がないわけがない。 そこで、べ方の多様化がどうして起きたのかという興味をもちつつ、今回は卵に目を向けてみた。 前篇では、日

    「卵、食べてもいいんだ」と気づいた日本人 卵料理、その多様化の秘密を探る(前篇) | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2016/03/11
  • ISの石油を誰が買っているのか 買わざるを得ないのか | JBpress | kinora(キノーラ)

    過激派勢力「イスラム国」(IS)はシリアやイラクで戦略的に石油生産地を制圧し、今では石油を莫大な資金源にしている。そのISの石油が、トルコによるロシア機撃墜の背景にあったのではないかとロシアのプーチン大統領は非難し、トルコのエルドアン大統領がこれに強く反発。不安定な緊張関係が続いている。BBCのトム・ヘイデン記者が、ISの石油備蓄をいったい誰が買っているのか、それとも買わざるを得ないのかリポートする。

    ISの石油を誰が買っているのか 買わざるを得ないのか | JBpress | kinora(キノーラ)
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    cohal 2015/12/04
  • 原発の被害と恩恵、世界の専門家はこう考える ベラルーシで開催された原子力被害の勉強会から | JBpress (ジェイビープレス)

    9月21日から25日にベラルーシで開催された原子力災害の勉強会に参加した。この勉強会の主催者は、フランスのCEPN、ベラルーシのRIR、ヨーロッパのNERISという団体である。 CEPNはEDF(フランス電力会社)、IRSN(フランス放射線防護・原子力安全研究所)、CEA(フランス原子力庁)、AREVA(フランスにある世界最大の原子力産業企業)が出資して1976年にできたNPOである。 つまり、フランスの原子力業界が出資するNPOである。対して、RIRはベラルーシの政府機関である災害対策省の下部組織であり、チェルノブイリ原発事故の対策を目的としている。 NERISは、欧州の放射能災害や復興の計画・対策の向上のために2010年に設立された、55の原子力関係団体が加入するプラットフォームである。 先住民族の文化が破壊される恐れ このグループはこれまでにも、原子力発電所の事故があった地域、原子力

    原発の被害と恩恵、世界の専門家はこう考える ベラルーシで開催された原子力被害の勉強会から | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2015/10/28
  • 震災復興への貢献は「東京農大の使命」 長年培った技術が津波被災の田んぼを蘇らせた | JBpress (ジェイビープレス)

    2014年秋、福島県相馬地区では250ヘクタールの田んぼから約1,300トンの玄米を収穫した。福島県浜通りに位置する相馬市は2011年3月の東日大震災で大きな津波被害を受け、約1,000ヘクタールの水田が浸水した。中でも、岩子地区は被害の大きい激甚被災地域だった。震災直後、田んぼには津波によって運ばれてきた大量の瓦礫と、5~10センチの厚さの土砂が堆積し、「稲作の再開にはいったいどれほどの年月がかかるのか」と誰もが絶望した農地が、見事に蘇ったのだ。 農作物にとって塩分は大敵だ。津波被害を受けた農地は、単に瓦礫を撤去するだけでなく、海の水がもたらした塩分を取り除かなければ農業復興できない―というのが、農業関係者にとっての常識だった。相馬市では、津波によって運ばれた土砂を撤去せず、敢えて、畑や田んぼの元の土壌に混ぜ込むという独自の「そうま方式」を採用した。土砂の撤去・廃棄に無駄な労力・予算を

    震災復興への貢献は「東京農大の使命」 長年培った技術が津波被災の田んぼを蘇らせた | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2015/09/17
  • 中東でとうとう始まった「帝国の逆襲」 トルコはなぜシリアへの積極介入を決意したのか? | JBpress (ジェイビープレス)

    トルコ南東部シュルナク県で銃を持つクルド労働者党(PKK)のメンバー(2014年12月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/ILYAS AKENGIN〔AFPBB News〕 この1カ月ほどの間に、かつて中東地域の帝国であったトルコとイランの両国において大きな変化が現れたことは、帝国の逆襲と呼ぶことが最もふさわしいのではないでしょうか。 トルコは、シリア北部への空爆を開始し、かつてのオスマン帝国の領域にまで実力に訴えるという決意を露わにしました。そして、核問題合意という成果を得たイランは、かつてのサファヴィー朝の版図の一部であった地域への影響力を今後一層伸張させることは間違いありません。 中東の無秩序の只中では、トルコやイランといった古い国家が、主権国家からなる「ウェストファリア体制」の則を越え、かつての帝国的な行動を是とするようになったとしても、いささかも不思議はありません。 (注:17

    中東でとうとう始まった「帝国の逆襲」 トルコはなぜシリアへの積極介入を決意したのか? | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2015/08/05
  • 難民急増に悩むドイツ、襲撃事件が続発 亡命希望者の割り当て政策、受け入れ側の小さな村が抱える不安 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    アフリカから地中海を渡って欧州を目指す難民は後を絶たない。多くは経済が安定したドイツに亡命を希望する〔AFPBB News〕 シャーロッテ・ツァインドルマイヤーさんは外国人に何の反感も持っていない。経営している衣料品店では、湾岸諸国から来る大勢の裕福な客にサービスを提供してきた。だが、ドイツ・バイエルン州の村ヴィンデン・アム・アイグンの住民たちを不安にさせたのは、村に訪れることになっている亡命希望者の数だった。 人口800人のこの豊かな村のゲストハウスに、100人以上の亡命希望者が住むことになったのだ。 人口800人の村に難民100人 ゲストハウスから数軒先のコテージに暮らすツァインドルマイヤーさんは言う。「私たちは数について心配していました。800人の村に130人ですから。ガソリンスタンドを別にすれば、買い物に行く場所もありません。それに、もし大勢の若い男性が来たら、どうにかして忙しくさ

    難民急増に悩むドイツ、襲撃事件が続発 亡命希望者の割り当て政策、受け入れ側の小さな村が抱える不安 | JBpress(日本ビジネスプレス)
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    cohal 2015/07/31
  • ギリシャがユーロから離脱しかけた瞬間 マラソン会議の舞台裏、「この部屋から出すわけにはいかない」 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    ある出席者の言葉を借りると、記録的なマラソン会議となったユーロ圏首脳会議では、ギリシャのチプラス首相は「磔(はりつけ)」のような責め苦に遭ったという(写真© European Union) ギリシャのアレクシス・チプラス首相とドイツのアンゲラ・メルケル首相は過酷な話し合いを14時間続けた末に、行き詰まったと考えた。 もう妥協の余地はなく、交渉を続ける理由も見当たらなかった。グレグジット(ギリシャのユーロ圏離脱)だけが唯一の現実的な選択肢だった。 2人が部屋のドアに向かって歩き始めた時、動いたのはドナルド・トゥスク欧州理事会議長だった。ユーロ圏の歴史に残る分裂の引き金が、疲労と苛立ちによって引かれるのを阻止しようとしたのだ。 「悪いが、この部屋から出すわけにはいかないんだ」。ポーランドの前首相はこう言った。 最後までもめたギリシャ民営化基金 もめていたのは、差し押さえたギリシャの国有資産を裏

    ギリシャがユーロから離脱しかけた瞬間 マラソン会議の舞台裏、「この部屋から出すわけにはいかない」 | JBpress(日本ビジネスプレス)
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    cohal 2015/07/15
  • 中国人の日本旅行は帰国後がクライマックス 出発前から帰国後まで、これが中国人の旅行の段取りだ | JBpress (ジェイビープレス)

    これまでの5回の連載で、爆買いの歴史、訪日中国人に人気の商品の基準、爆買いをしている中国の人々の行動指針、考え方、動機となる「面子」「圏子」などを紹介してきました。 [バックナンバー] ・中国人が“爆買い”したい商品の法則 ・中国旅行者は日みやげをこう選ぶ ・中国人はなぜ日の炊飯器を愛してやまないのか ・中国人はここまで「面子」を重んじる! ・爆買いを生む濃密な人間関係、「圏子」とは? ここからは、中国人の日旅行を「旅行前」「旅行中」「旅行後」に分けて、それぞれの期間での情報収集の方法や、特徴的な行動、考え方、情報発信などについて紹介していきたいと思います。 第6回目の今回は、まず、訪日中国人の日旅行の大まかな流れについて紹介しましょう。 中国人の日旅行の流れを旅行前から旅行後まで整理すると以下の図のようになります。

    中国人の日本旅行は帰国後がクライマックス 出発前から帰国後まで、これが中国人の旅行の段取りだ | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2015/06/08
  • イギリス総選挙 7つの党を簡単に | JBpress | kinora(キノーラ)

    英総選挙は5月7日が投票日です。連立与党の保守党と自由民主党、最大野党の労働党、台風の目となるかもしれないイギリス独立党やスコットランド国民党、連立のキャスティングボートを握るかもしれない緑の党とウェールズ国民党。この7つの党を、ロブ・ワトソン記者が簡単に説明します。

    イギリス総選挙 7つの党を簡単に | JBpress | kinora(キノーラ)
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    cohal 2015/04/07
  • ギリシャvsドイツ:危険な関係 | JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2015年3月21日号) 戦時賠償に言及し、ドイツの資産を没収すると脅しても、ギリシャの経済的苦境を解決することにはならない。 ギリシャの危機は、単なる経済的混乱ではない。ますます地政学的な混乱にもなりつつある。今年1月の総選挙後に急進左派連合(SYRIZA)が政権の座に就き、ギリシャ首相となったアレクシス・チプラス氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に取り入ったり、ドイツに戦時賠償を求めたりするなど、乱暴な政治的レバーを引っ張るようになった。それがどういうわけか他のユーロ圏諸国から譲歩を引き出すことになると考えてのことだ。 こうした脅迫まがいの言動は、欧州の政治家を激怒させている。チプラス氏には、ドイツのアンゲラ・メルケル首相との2度の会合で事態を落ち着かせる機会があった。 最初は先日ブリュッセルで行われた欧州連合(EU)首脳会議の傍らで行われた会合、2度目は3

    ギリシャvsドイツ:危険な関係 | JBpress(日本ビジネスプレス)
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    cohal 2015/03/24
  • ジェンダーと教育と仕事:弱い性:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2015年3月7日号) 学校と大学の両方で男子は女子に大きく水をあけられており、その差は広がっている。 「すべてが彼らの脳みそと身体と性質に関係している」。イングランドの高級な全寮制学校ウェリントン・カレッジのアンソニー・セルドン校長はこう言う。 「彼らには、何かを成し遂げることは格好良くない、頭がいいことは格好良くないというメンタリティーがある」。ニューヨークにあるブロンクス・リーダシップ・アカデミーのアイバン・イップ校長はこう言う。 一方の学校は年間2万5000ポンド(3万8000ドル)の学費を取り、校内にスキューバダイビングクラブを備えている。もう一方の学校は、大半の生徒に補助金が出る昼を提供しており、生徒の4人に1人は特別支援教育を必要としている。だが、この2校は同じ問題と格闘している。ティーンエイジの男子が女子に後れを取っているという問題である。 男子の危機

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    cohal 2015/03/13
  • 追い込まれたロシアが握りしめるトルコ・中国カード 欧州と米国が寛容性を失い、ユーラシア中西部の混迷に拍車かける | JBpress (ジェイビープレス)

    多くの識者によるロシアと世界の2015年の見通し開陳が、これまでの年に比べるとやや遅れて出てきている(ように見える)のもそれが理由に違いあるまい――などと勝手に決め込み、己が力量を慰めるばかり。 思い起こせば、ことの発端は昨年2月のウクライナでの「革命」に連なる騒ぎだった。 それからロシアによるクリミアの併合、西側諸国の対ロ経済制裁発動、これに対するロシアの逆制裁、ウクライナ東部での独立派と政府軍の戦闘、それにロシアが軍事力で干渉した、いや、していない、の応酬、何の関係もない他国の旅客機の撃墜という無茶苦茶と誰がその下手人なのかの詮索、年が終わってみればこのウクライナの「内戦」で5000人を超す死者の数・・・。 何度も関係国が話し合って停戦協定らしきに到り、その傍から崩れるパターンの繰り返し。そうこうしているうちに、秋からは原油の国際価格が急速に下がり始め、年末までにロシアの通貨・ルーブル

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    cohal 2015/02/25
  • 社説:警察国家に向かうトルコの民主主義:JBpress(日本ビジネスプレス)

    レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はほとんど自制心を見せることなく、トルコを自分を中心に築かれた権力国家に変えつつある。 近年、メディアを抑圧し、抗議者を取り締まり、独立した司法を弱体化させ、国内の民主的な自由と多元主義を破壊してきた。 半年前に国家元首である大統領に選ばれてからは、個人的な権力の増強に取り掛かり、この激しい気質を新たなレベルに引き上げた。エルドアン氏がさらに大きく前進することを許されたら、トルコはもう民主主義国に求められる基的な基準を持たなくなるだろう。 大統領の権力拡大でトルコの世界的な評判に傷 2011年以降、エルドアン氏の率いる公正発展党(AKP)は個人の自由を制限する措置をあまりにたくさん講じてきたため、個々の弾圧を区別するのは難しい。だが、今後数日内に議会に提出される法案は警察に大きな権限を新たに与えるものであり、不安の種だ。 この法律は、銃を使う警察の

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    cohal 2015/02/25
  • 教育と階級:米国の新たな貴族:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2015年1月24日号) 知的資の重要性が増すにつれ、特権は親から子に受け継がれるものになりつつある。 共和党の大統領候補者指名争いに名乗りを挙げた立候補者が8月に最初の討論会に臨む時、父親も大統領選に立候補したことがある者が3人いるかもしれない。 ここで誰が指名を勝ち取るにせよ、2016年の大統領選では、元大統領のと対決する公算がある。 特権的地位の相続に反対する理念を建国の基礎とする国が、これほど世襲に寛容なのは奇妙なことだ。米国には、王や領主を頂いた経験がない。そのせいか、エリート層が固定されつつある兆候があっても、さほど気にしていないように見えることがある。 トーマス・ジェファーソンは、美徳や才能に恵まれた人たちから成る自然発生的な特権階級と、富や出生の上に成り立つ人為的な特権階級とを区別し、前者は国家にとって恩恵だが、後者は国家を徐々に窒息させるものだと考

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    cohal 2015/01/27
  • 独自の文法を生み出した「ユーリッシュ(欧州英語)」:JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2014年4月10日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 奴隷商人は、カリブ海地域や米国沿岸部へ人間の貨物を運ぶ時、反乱を防ぐために異なる言語を話す人たちを混ぜた――。デビッド・クリスタルは著書『The English Language』でこう書いている。 捕らわれの身の奴隷と船員はピジンイングリッシュを生み出した。次の世代になると、これがクレオール言語となり、標準英語との差は様々だが、現在、カリブ海地域や一部のアフリカ系米国人の間で使われる言語を特徴付ける英語形態となった。 クリスタルの著書によると、西インド諸島の英語を話す人は、「多くの場合、複数形を使わず(three book)、所有格を用いない(that man house)。また、動詞には末尾に『s』が付かない(he see me)」という。 欧州のビジネスピープルが操る英語の特徴 筆者はしばしば、母国語の異なる別のグループの人が

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    cohal 2014/04/14
  • 全く的外れな日本の「ドイツの脱原発を見習え」論 多くの矛盾を孕む独の再生可能エネルギー政策、一方EUは原発に傾斜 | JBpress (ジェイビープレス)

    ドイツは福島第一原発の事故のあと、脱原発を高らかに掲げ、将来、原発を止めた暁には、その分の電力を再生可能エネルギーで賄うという決意を示した。以来、頑張っているものの、しかし、現実は難しい問題が山積みという状態だ。 確かに、再生可能エネルギーで発電できる電気の容量は抜群に増加している。ドイツに来れば分かるが、あちこちに風車が立ち並び、そして、多くの一般住宅の屋根にソーラーパネルが載っている。アウトバーンを走っていると、巨大なソーラーパークも目に飛び込んでくる。 何故、こういうものが雨後の竹の子のように増えたかといえば、再生可能エネルギーで発電した電気が、20年にわたって全量、固定価格で買い取ってもらえるという素晴らしい法律があるからだ。 土地と投資力を持っている事業者は、広大な土地にソーラーパネルを並べ、絶対に損をしない商売にニコニコ顔だ。 そうするうちに、再生可能エネルギーでの発電容量は6

    全く的外れな日本の「ドイツの脱原発を見習え」論 多くの矛盾を孕む独の再生可能エネルギー政策、一方EUは原発に傾斜 | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2014/02/05
  • 英国の政治、悲観論者と夢想家の戦い:JBpress(日本ビジネスプレス)

    政治においては、ほとんどのことが相対的だ。英国経済は何とか息を吹き返した。何年にも及ぶ絶え間ない窮状の後、政府は好転の兆しを驚くべき偉業と称賛している。 だが、英国はまだ赤字と債務を抱えており、経済生産は2007年の水準を下回っている。緊縮財政はこの先何年も続くと財務省は述べている。 英国の政治家は、全国各地で行われる年に1度の党大会を終えて、議会に戻ってきている。数え切れない演説や約束、政敵に投げ付けられた侮辱的な言葉は、政治家がアイデアを失っていることを示している。筆者はユーロとの類似点に衝撃を受けている。危機は和らいだが、次にどこに向かうのか誰も知らないのだ。 デビッド・キャメロン氏率いる保守党は、景気改善を示す一連のニュースで元気付けられているが、選挙の票勘定を見る限り、保守党は2015年に連立相手の自由民主党から自由になる絶対多数を得るのに大いに苦労するだろう。 保守党は2010

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    cohal 2013/10/07
  • エッチなマンガは児童ポルノか 空想と現実の狭間~北欧・福祉社会の光と影(28) | JBpress (ジェイビープレス)

    スウェーデンをはじめ欧州、そして世界では、特に2000年初頭から「ドラゴンボール」「ナルト」「ワンピース」をはじめとする日のマンガが大きなブームとなっている。 スウェーデンの高校で日語を教えているが、最近の生徒は日製のアニメやゲームなどで驚くほど多くの単語を学んでいる。 彼らの、どちらかと言うと逸脱したスラングだらけの日語の知識と、「です・ます」体で書かれた一般的な教科書とのギャップを説明するのに、全世界の日語教師は四苦八苦しているはずだ。 スウェーデンで2002年から開かれているアニメとゲームのフェスティバル「ネルコム」には、この夏は5000人を超える若者が集い、アニメの主人公に扮するコスプレやゲームの腕を競う催しなどを楽しんだ。筆者がこのフェスティバルの存在を知ったのは、夏休みに入る直前に生徒が数人やって来て、「センセー、浴衣持ってたら貸して下さい」と言ってきたからだ*1。

    エッチなマンガは児童ポルノか 空想と現実の狭間~北欧・福祉社会の光と影(28) | JBpress (ジェイビープレス)
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    cohal 2013/10/02
  • オランダ 医療保険制度を 20年かけて作り変え 『蘭学事始』再び~オランダ医療保険制度のいま(1):JBpress(日本ビジネスプレス)

    黒川清・日医療政策機構代表理事監修 1. 200年後の「蘭学事始(らんがくことはじめ)」 83歳になった杉田玄白が、蘭学初期の苦心を回想し、『蘭学事始(らんがくことはじめ)』を綴ったのが1815年。ほぼ200年前のことである。その後、福沢諭吉らにより1869年に「再発見」され、今に至るまで版を重ねている。 西洋への窓口と言えば、出島のオランダ商館であり、ヨーロッパ言語と言えばオランダ語であった時代から、歴史は流転し、日蘭関係も様々に変容してきた。それでも、医療の世界を見てみると、「メス」「ピンセット」といったオランダ語がいまだに息づいているように、その歴史の芳香をまだ感じることができそうだ。 では、医療保険制度、医療政策はどうだろう。実は、この国から我々が学べることは、まだまだたくさんあり、「オランダに学ぼう」という風潮は近年特に高まっている。 それはなぜか。 「オランダ・モデル」が、常

    オランダ 医療保険制度を 20年かけて作り変え 『蘭学事始』再び~オランダ医療保険制度のいま(1):JBpress(日本ビジネスプレス)
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    cohal 2013/09/27
  • 帝国の名残にしがみつく英国政府 ジブラルタルを巡り、英国とスペインの対立が再燃

    (2013年8月10/11日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 多くのヨーロッパ人にとっては、ジブラルタルを巡る最近の英国とスペインの緊張は不可解だったに違いない。何しろこれは広さ2.6平方マイルしかないイベリア半島の岩を巡る論争だ。だが、この論争は、植民地時代からまだ残っている英国領土がいかに同盟国との摩擦を招き、英国政府の頭痛の種となり得るかを思い出させる。 漁業権や国境検問を巡りにわかに緊迫 スペイン側から見たスペインとジブラルタルの国境(写真:Arne Koehler、Wikipediaより) ジブラルタル――1713年から英国の支配下にあるが、スペインも領有権を主張している――は、14ある英国海外領土の1つだ。 それ以外には、北大西洋に浮かぶ豊かなバミューダ諸島から、太平洋に浮かぶ小さなピトケアン諸島、広大な英領南極地域に至るまで様々だ。 帝国の名残から生じるトラブルの元としては

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    cohal 2013/08/14