まず、アニメには「演出家」がという職分があります。 「監督」ではなく「演出家」。 シリーズアニメで、各話数での監督のような存在です。 「監督」は全話数を大きく管理し、「演出家」は(監督の下で)1話数単位で作品を管理する。 例えば、「1話と5話と10話の担当演出です」なんて言ったりする。 監督と演出が大きく違うのは、作品の根幹に関わる部分での決定権は演出家にはないという事。 例えば、シナリオの決定権、キャラクターデザインや設定デザインの決定権、声優さんキャスティング・劇伴発注などの音響周りの決定権など…。 でも、各話演出家としてシリーズに参加しながら「副監督」などの任を手にすれば、それら根幹部分への発言権も手に入ったりもする。(東映さんは各話演出家が音響周りまで監督できると聞きますよね) 具体的な現場でどうという話ではなく。私が演出や監督をやらせて頂くようになって約20年、現場的に改善/悪化
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