心に引っかかっている言葉がある。 おばちゃん、結構頑張ってやってきたつもりやねんけど、印刷屋さんせな食べていかれへんねん 2003年に惜しまれて亡くなった、京都の名物演劇プロデューサー、遠藤寿美子さんの言葉である。天衣無縫で世話好きで、おしゃべりが大好きだった遠藤さんには、たくさんの名言や忘れられない言葉があるが、今日はこれを紹介しておく。 遠藤さんは、1984年には京都の小劇場・アートスペース無門館(現アトリエ劇研)の同人の一人として設立に参加。無門館がアトリエ劇研として生まれ変わったのを機に、フリーランスへ。その後は京都市が主催する「芸術祭典・京」演劇部門のプロデューサー、伝統芸能の海外公演などを手がける。とりわけ遠藤さんの仕事の中でも際立ったものとしては、ダムタイプを世界に送り出したこと、読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した『月の岬』(作:松田正隆、演出:平田オリザ)をプロデュースした
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