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ブックマーク / www.nettam.jp (8)

  • 舞台芸術制作者の専門性|橋本 裕介|ネットTAM

    心に引っかかっている言葉がある。 おばちゃん、結構頑張ってやってきたつもりやねんけど、印刷屋さんせなべていかれへんねん 2003年に惜しまれて亡くなった、京都の名物演劇プロデューサー、遠藤寿美子さんの言葉である。天衣無縫で世話好きで、おしゃべりが大好きだった遠藤さんには、たくさんの名言や忘れられない言葉があるが、今日はこれを紹介しておく。 遠藤さんは、1984年には京都の小劇場・アートスペース無門館(現アトリエ劇研)の同人の一人として設立に参加。無門館がアトリエ劇研として生まれ変わったのを機に、フリーランスへ。その後は京都市が主催する「芸術祭典・京」演劇部門のプロデューサー、伝統芸能の海外公演などを手がける。とりわけ遠藤さんの仕事の中でも際立ったものとしては、ダムタイプを世界に送り出したこと、読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した『月の岬』(作:松田正隆、演出:平田オリザ)をプロデュースした

    舞台芸術制作者の専門性|橋本 裕介|ネットTAM
    colic_ppp
    colic_ppp 2017/04/04
    とてもいい文章だと思う。
  • リオ2016文化プログラムの視察報告及び東京2020への示唆|太下 義之|ネットTAM

    リオ2016の文化プログラムの主要なステークホルダーは、リオ2016組織委員会、ブラジル連邦政府、リオ州、リオ市の4者である。それぞれの文化プログラムの内容面での特徴については稿の後段で整理するが、ステークホルダー間相互の連携はほとんど図られておらず、個別に関与していた点が全般的な特徴であった。これは、ロンドン2012の文化プログラムにおいて、組織委員会とロンドン市が人事面も含めて連携を図りつつ、同時に全国各地の実際のプログラムの現場に関してはアーツカウンシルが全面的に下支えをしていた構造とは大きく異なる。その背景としては、恒常的に文化芸術を支援する専門的組織としてのアーツカウンシルがブラジルにおいて存在していないという構造的な問題を指摘することができる。以下においては、ステークホルダーごとに、文化プログラムをどのように実施したのか(あるいは「しなかったのか」)について触れていきたい。

    リオ2016文化プログラムの視察報告及び東京2020への示唆|太下 義之|ネットTAM
  • Q&A その2 東京オリンピックに企業が協賛という立場以外で、主体的にかかわれる可能性とは?|吉本 光宏|ネットTAM

    さんの回答 2012年ロンドン大会の文化プログラムの企業スポンサーは、プレミア・パートナーがオリンピック公式スポンサーでもあるBP(英国石油)とブリティッシュ・テレコム(BT)の2社、サポーターがBMW、ユーロスター、フレッシュフィールズ法律事務所、パナソニック、サムスンの5社でした。 BPは2008〜11年にかけて毎年1回、英国全土で多彩な文化イベントを行った「Open Weekend」やロイヤルオペラハウスと共同で過去の五輪展示を行った「Olympic Journey」を、BTは国立ポートレートギャラリーと共同で、オリンピック参加を目指すアスリートやコーチの写真、映像を撮影した「Road to 2012」を支援しました。 企業の特色を活かしたといえるのはパナソニックの「Film Nation」とBMWの「Art Drive!」でしょう。前者は、14〜25歳の青少年を対象とした短編映

    Q&A その2 東京オリンピックに企業が協賛という立場以外で、主体的にかかわれる可能性とは?|吉本 光宏|ネットTAM
    colic_ppp
    colic_ppp 2014/10/17
    吉本さんのQ&A
  • どうすれば、"多くの人に、伝わるの?"|白土 謙二|ネットTAM

    どう伝えるかの前に、「誰に、何を」を再確認 自分たちが企画したプロジェクトや、プログラムの目的や意義をはっきりさせること。つまり、どんな人たちに向けて、どんなメッセージを発信したいのか。その「誰に、何を」が決まれば、おのずと「どうやって」が見えてくるはずです。 まず、「誰に」が多数なのか少数なのか、子供なのか大人なのか、あるいは親子一緒なのか。アートに関心がある人に呼び掛けたいのか、全く興味のない人たちにこそ広く関心を持ってもらい、参加してほしいのか。 参加者に向けたメッセージのつくり方は、第3回で述べた支援者へのお願いのしかたと全く同じです。要は、そのイベントやプログラムに参加することによって、参加者がどのようなご利益(メリット)を得られるのかということです。それが参加者のいちばんの動機づけになるはずだからです。自分たちの志や想いを持ちつつも、あくまで参加者にとっての「行きたくなる理由、

    どうすれば、"多くの人に、伝わるの?"|白土 謙二|ネットTAM
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    colic_ppp 2013/09/18
    アートプロジェクトの広報入門:第4回
  • 震災後、いわき総合高校で生み出された演劇|石井 路子|ネットTAM

    福島県立いわき総合高校は福島県の南部沿岸にあるいわき市にあります。 名前にある総合学科とは、生徒の興味関心を重視した多様な選択科目を設置し、各自が興味関心や進路目標にあった授業を選択して時間割を作成し、高校2年生から3年生までの2年間を過ごすというものです。その教育理念は自己選択にともなう責任を自覚させること、そして、生徒が職業人としてどんな人生を送りたいか、職業意識を育てるキャリア教育が主となっています。 22単位にも及ぶ演劇の授業があり、プロのアーティストが講師として授業に参加するといった格的な演劇教育を受けることができるのも、この総合学科ならではのことです。 演劇の授業でアーティストが生徒たちとつくり出す作品は、アーティストの鋭敏な感覚でとらえた、今を生きている生徒たちそのものを映し描いたものであり、演劇作品としても高く評価されています。震災後からこの2年間に校で作品創作に携わっ

    震災後、いわき総合高校で生み出された演劇|石井 路子|ネットTAM
  • アートマネジメントを超えて ドラマトゥルクへの転換|市村 作知雄|ネットTAM

    私の仕事のテーマは、アート制作者の地位向上と専門職化である。 トヨタ・アートマネジメント講座を立ち上げたときは、アートマネジメントという用語がようやく日に入ってきて、その用語を日に定着させることが私には大きな関心事となっていた。と、同時にアート界と企業をどう結びつけるかも大きな課題だった。ちょうど企業メセナ協議会が発足して数年後の話である。少しは努力をしたような気もするが、かといって現在の状況がそれほどよくなっているとも思えない。今希望がもてるのは、アートマネジメント界の世代が交代していったことと、それにつれ30代の女性たちのイニシアティブが確立していったことだろう。ほとんどそれだけが未来を照らす灯りだ。 トヨタ・アートマネジメント講座を始めて数年経ったときに、実は深刻な問題につきあたっていた。私は、アートの専門家という職能をつくり出したかったのだけれど、どうもマネジメントの専門家をつ

    アートマネジメントを超えて ドラマトゥルクへの転換|市村 作知雄|ネットTAM
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    colic_ppp 2013/04/25
    市村作知雄、ドラマトゥルク
  • 複数形の<アート>を評議する ~アーツカウンシルが問う芸術文化|山口 洋典|ネットTAM

    (1)アーツカウンシル、それはアーツの議会 「アーツカウンシル」。またカタカナ、横文字か、と感じる方も多いことでしょう。今後、詳しく述べていくことになりますが、昨今「日版アーツカウンシル」の動きが起こってきているものの、残念ながら英国が発祥で、「日版」の名が掲げられているとおり、日にはなかった概念です。そこでまず、この言葉を二つに解体して、アーツカウンシルとは何か、ひもといていくことにしましょう。 アーツカウンシルとは文字通り、アーツのカウンシルなのですが、ここで重要なのは「arts」と複数形になっていることと、そこに会議を意味する「conference」ではなく、討議や評議という意味合いの「council」という語が続いていることです。まず、なぜ複数形になっていることに意味があるのか、それはアーツカウンシルが扱うアートの範疇はきわめて広い、ということを表しています(参考:図1)。一

    複数形の<アート>を評議する ~アーツカウンシルが問う芸術文化|山口 洋典|ネットTAM
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    colic_ppp 2012/09/05
    アーツカウンシル
  • 子育てとアート鑑賞を両立させた託児サービス|イベント託児サービス「マザーズ」|ネットTAM

    子どもを預けてゆっくりアートやコンサートを楽しむことができる託児サービスは、いまやさまざまな催しの場で見かけるようになりました。子育て中も変わらずにアートを楽しめる機会を提供し、その両立を下支えしています。催しの主催者側にとっても、お客様への付加価値提供として、重要な要素になりました。しかしながら、託児にともなう安全管理の意識はまだ低く、基準となる法律も未整備という現状もあります。 File2では、25年前に母親の目線に立った独自の「イベント託児」®を主婦3人で立ち上げ、全国各地の文化施設で託児サービスを手がける業界の草分け的存在、イベント託児®「マザーズ」代表の二宮可子さんに、託児サービスの仕組みや現状の課題、今後の展望などをインタビュー。さらに託児サービスの導入事例として国立新美術館を取材し、託児サービスがアートの現場にどのようなKAIZENをもたらしているのかを探りました。 二宮さん

    子育てとアート鑑賞を両立させた託児サービス|イベント託児サービス「マザーズ」|ネットTAM
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